Camino De Santiago day6 .6/8
Cacabelos →Trabadelo 19.2km
9:15-15:30 6.15hs
Stay: albergue Parroquial 5€
この道のりを、巡礼者 ペリグリーノ、ペリグリーナ達は、”カミーノ camino”と簡単に呼ぶ。
誰かに会えば
どこの国?
どこの街を出発したの?
今日で何日め?
今日、どこ泊まるー?
って感じで 会話が始まる。
例えば、スペイン語、大体は英語。
どっちも話せない場合でも、なんだか分かる。
どんな言葉を話すのか、よりも、お互いに伝え合いたいって気持ちがあるのが、めっちゃ重要なんだと 分かる。
どうにでもなるのだ、結構。
みんな同じ道を歩く訳だけど、
このカミーノには、様々な選択肢があるので、誰も一緒の体験はしない。
当たり前なんだけどね。
みんな同じような条件で歩いていて、いろんな機会も 同じように与えられてる中で、
自分は、何を求めるか?
結構、求めれば 得られる、というシンプルな事実もわかって来た。
今日のcamino
朝は 優雅な時間を久しぶりに味わう。
温かい飲み物と、パンと果物。
素晴らしい、朝!
雨が降っていたから、チェックアウトまで居座りそうになったけど、綺麗な朝日に照らされて来たので、雨具の用意をしっかりして出発。
泊まった宿近くの、古いCacabelos の教会は、静かな空気がすごく落ち着いた。
長い上り坂を行くと、広々としたブドウ畑に出た。
足が痛いので、ゆっくりゆっくり。
ある村を過ぎた時、ドイツから来た三人姉妹と話し始めた。
ひょんなコトから、左足親指が痛くて、しかも何も絆創膏もなくて、、泣 って感じで言ったら
ごそごそと腰のバックから、大量の絆創膏を私にくれた。
“大丈夫、私たちはまだあるから!”
たぶん、英語?ドイツ語だったかな、そんな風に言って 渡してくれた。
えー、もう、めちゃくちゃ有難い!
カミーノの天使だって、グラシアスグラシアスって抱きついたら、すっごい笑ってた。
そのあと出会ったUS girlは、明るいsolo ペリグリーナ。 大学で日本の文化をならった事があって、”おはようございます”って言葉だけ完璧なイントネーションで面白かった。
私の名前を聞いて、その名前、有名!って興奮したので理由を聞くと、村上春樹の大ファンだって。
私が、ちょうど今、旅に唯一持ってきたのが、村上春樹の”ダンスダンスダンス”
羊男が言った有名な一説が浮かんだ。
オドルンダヨオンガクガツヅクカギリ
主人公は、34歳と二カ月になる男性で、この半年で離婚して、旅をして、キースへリングのバッチを付ける。
私も、34歳と二カ月で、離婚して、最近キースへリングとコラボのCoachバックを買ったばかりだよ。
私の場合は、
歩くんだよ、この道が続く限り。
ってところか。
明日も雨の予報!
仕方ないな、自然のままだから。