Ponferrada → Cacabelos 15.5km
8:00-12:30 4.5hs
Stay: Moncloa / single room 50€
7:00 起床すると、まだ両足の疲れが取れ切れていないのがわかった。とくに、左足。ふくらはぎが軋んでる。30分くらいで、同室だったペリグリーノ6人は用意を済ませ、出発。
私は、大きな一人部屋になってから、用意を始めた。そして、曇り空の朝を出発!
昨日とは打って変わって、Ponferrada からの道は、ほぼ平坦。黄色い矢印が いくつもあり、もし分かれ道に差し掛かって 迷ってる様子なら、ほかの巡礼者がもれなく正しい道を教えてくれる。
うん、ラッキー。
今まで、日本でもほかの地域でも、必ず迷わないように地図を見て、道を把握してから進む生活をしていた。
今は、地図なし。
時計なし。
今日、何かの約束がある訳でもない。
なんのルールもない日が、あと10日は続くらしい。
人は、どんな一日でも生きていけるんだな、って確認。
歩きながら、話しながら、一緒でも、すぐに別れても、いいし、途中でカフェオレだって、ワインだって 昼間からいいんだもん。
私の中で、小さな決まりや制限があるんだってことも確認できる。
この道を歩くのは、自由なんだよな。
はじめっから、Caminoは、修行のようなものなのに、もう嫌だ、修行嫌!って私もいる。
出会いを楽しむ私もいる。
足が痛いから、もうやめようよ、って人。
道端で、荷物を置いて、突然 和太鼓の練習をする人。
花を香る人。
たまに、一緒のアルベルゲに泊まっていたおじちゃんから、素晴らしくいい香りのバラをいただいて、和むひと時がある。
4-5hsも歩けば、随分と 色んなパターンの行動や心理に出会っていく。
その中で、どの私が優位に立っているか、ってだけで、
事実、このCaminoを歩き続ける、ことが唯一のシンプルな事実。
私が caminoに来た理由は、ただ私の人生にcaminoを歩くタイミングがやってきたから、って事だけな気がする。
Keep going! Buen camino!
どこかの街を出発する時に、こう言われた。
うん、keep going
矢印が向く先に、ただ進みたい。
今日会う景色や、会う人たち、一期一会ばかり。
この感覚だけ、刻み込んでいこうと。
足が痛いのが限界に来たタイミングと、ちょうど 雨が降り始めた時に、古いホステルに出会えたので、今日のcaminoは終わり。
左足の親指が、大惨事。
かばうように使った右足の裏も 小さな水ぶくれ。
いかんいかん。
残り200kmをきったからって、飛ばしちゃダメだわ。
フランスから7回目のcaminoだというジャンピエールさん曰く、大事なのは、靴、靴下、クリーム!慣れない初めの一週間が一番辛いから、二週目からエンジョイ、ってニコニコ言ってた。
23回目のcamino中の80overの巡礼者だって、一緒の道のりを歩いている。
私のペース。
私のカラダと、ココロのペースで。
行こう、行こう。