2018年6月5日火曜日

スペイン旅行記④雨の道をゆく

Camino De Santiago 2日目 6/4
Villadangos del Paramo→Astorga 
27.1km 7:30-15:00 7.5hs
Stay: Hotel vía de la plata spa 70€
12時までは快調。
その後、11kmがずっと雨降りで凍えるように冷えたので、3日目にして まさかのホテル宿泊という最強カードを使う、笑
おかげで、いま、体調もwifi 回復しています。

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今日も朝日と、他の巡礼者の物音で起きる。
曇りだけど、朝日が眩しい!





虹も発見。



向かうはAstorga
その方角には、分厚い雲が見えていて、なんとなく嫌な予感がする。







朝から何も食べずに歩き続けて、かなりお腹は空いてきたけど、いいタイミングでBarには出会えず、せめての水飲み休憩をしていたら、後からきたおばさまが、たんまりとナッツとフルーツを分けてくれた。
天使に見える!
Caminoの天使!





なかなかの田舎道。

色んな想いで、何十万人が歩く道のり。

不思議だな。
みんな見る景色は違うはず、一緒の道だけど。

途中、アイルランドからの元弁護士のおじいさまと一緒に歩いた。
何十回と 短い距離で歩いているらしい。
学生?と聞かれて、いえいえ医者です、と職業をいうと驚かれた。
どんな職業でも、自分をtake careするのが必要さ、とさらりと言っていた。

今日も、昼はBocadillo つまりサンドイッチ。ハムとチーズ挟んでもらって、あったかいカフェオレ、café con lecheで 決まり。
これ、スーパー万能食に思えてくる。
これだけ歩くから、なんでも美味しいよ、もう、笑









牛舎の横を通り、かわい子ちゃんに挨拶。

坂を登ると、広々。

風がいいです!



雨が降り始めて、写真撮影は終了。

それからは、雨と寒さとの戦いね。
足の痛さも、肩の食い込みも、まあ、雨に気を取られていたら、なんてこともない。

ひたすら、先に、
ひたすら、足を進めるだけ。


今日のcamino. 

道をただ歩くと、
アリの巣や、カタツムリ、ミミズたちを見つける。
ひっくり返った虫がバタバタしてたり。
途中まで音楽を聴いていたけど、
いつかやめて、ひたすら、足音と、カエルの鳴き声、鳥の声だけを聴くことになっていた。途中からは、雨音に敏感になっていた。

ツバメが低く飛び始めたから、雨が降るのは確実だなーと分かったり。

雨が降ってからは、

今日の宿につければ、他はどうでもいい、足が動けば大丈夫って位に精一杯の歩行。

Astorgaまでに、もし、ホテルがあれば、すぐ今日の歩行はやめたかも、ぐらいにギリギリ。
でも、なかったんだよ!ホテル!笑

なかなか、初っ端から 見せてくれるcamino。
今日は、暖まらせてください、ほんまに。

余裕があれば、頭が動く。
考え事が出来るのは、まだ余裕があるんだわ!って訳です。
あなたが、思い悩んでいられるのは、いま、身体に余裕があって、快適だからです!!
寒さに弱い私が、最後、雨の中で、息が白くなる気温の中、ひたすらに歩いていたら、悩みなんて浮かばない。

今日、はじめの方は、
ああ、この旅を決めたのも、
良くも悪しくも、半年前に別れた ファッキン スピリチュアルexハズバンドのおかげだよなー 、から始まって、色んな旅の思い出やら、一緒に見たかった景色や夢やら、めちゃくちゃいっぱい考え事したんだけど、笑
雨の中をAstorga まで歩いてたら、
そういえば、これっぽっちも感傷に浸る隙間がなかったわけ。

精一杯生きるための 歩みの前に、過去なんて、なにも役にたたないのよ!!!
(今欲しいのは、ただ温かい部屋と風呂!!歩くための体力ONLY!自分が歩くと決めた道を、自分が歩かなければ、たどり着けない、イコール 明日は来ない イコール 不安がってた未来さえ、来ないわけ!)

今日の学びが大き過ぎて、笑いさえこみ上げるわ。
明日に備えて、さて、休も。