2017年10月2日月曜日

予定日を超えて、お産を待つご家族へ。

私が外来で、出産予定日を過ぎている方にお話すること。
少し考え方をシェアできたらいいな、と思います。

妊婦健診をする日には、必ずお一人は予定日を超えて赤ちゃんを待つ家族がいます。
それ位、頻繁に起こることです。

ただ、一日でも予定日を過ぎると、いつ?いつなの?もしかして生まれないの?位に気になるし焦るというのが心情。
周りからのプレッシャーもあるでしょうから、より焦ります。

さて、『正期産』の範囲は37週0日から41週6日の間なので、35日間もありまして、さらに実際に予定日ぴったりに生まれてくるのは、20人に1人だけ!

ちょうど、現在勤務している病院のデータがあります。
...............................
All about の記事 2014 より引用(河合 蘭さんに掲載確認済み)
初産婦/自然出産で2001年元旦から20059月末日までに扱った初産婦さんの自然出産1563件の結果。

37……3.7
38……12.5
39……30.8
40……34.9
41……18.1 

...................................
 実は、40週を過ぎてから生まれてくる子が半数以上!

40週を過ぎてからは、こまめに病院に受診して、赤ちゃんが元気にしているかどうかの確認をされると思います。その確認で、赤ちゃんが元気にしているのであれば、必要以上に焦ることはないと考えています。
ただ、42週に近づくほど、お腹の中で胎便をして、生まれた後に呼吸障害を発症する率は高くなるといわれていますから、40週を超えたあとの対応は、病院の考えや経験、環境により、様々なのです。
特に誘発分娩のタイミングは赤ちゃんの状態を見ながらひとりひとりを検討し、病院に任されます。その時は、ただ不安に思うのではなく、医師の説明で、赤ちゃんの状態を理解できれば、すっきり。余計な不安は少なくなるかもしれませんよね。

どういう流れになっても、
生まれないから、と大きな不安を抱える必要はないのです。
ちゃんと検査も受けてみて、(ほっとくことは出来ないけれど。。)

お腹の赤ちゃんが、元気にしてるなら!
それは!(効果音:バーン)
あなたのお腹の中があったかくって居心地がいいんです!!!
(効果音:どどーん)
・・・とも考えられますよね?


赤ちゃんは生まれたいタイミングでやってきます。この日が好き、この時間がいい、私は牡羊座より牡牛座になりたい、etc(..たぶん。たぶん、ですよ!ちなみに牡牛座になりたかったのは、私です)

誘発分娩を予定しても、入院を予定した日の未明に滑り込み生まれるドラマティックな赤ちゃん多数。

誘発分娩を初めても、それを一回お休みした日や静かな夜にドンドコ進んでつるりとお産になるマイペース派もあり。

何もしないで待つより、誘発分娩を開始した事で、、"あ!生まれた方がいいんだ"って、赤ちゃんが察してくれることもあります。
それが火種となり、すぐお産になることも、、
そんな中、不安がいっぱいの状態であると
愛情ホルモンであるオキシトシンの分泌は減少し、オキシトシンによる子宮収縮が有効になりません。(つとめる病院では、こういう精神的ストレスも微弱陣痛や分娩の遷延の原因になるのではないかと考えています)

まずわかって欲しいこと。
予定日を過ぎてもお産にならないのは、
お母さんのせいではありません。

お母さんが、何かやり足りなかったり、
やり過ぎたり、お産の参考書に従わなかったから、とか歩き足りないとかそう言う理由ではないのです。

赤ちゃんの好きなタイミングの問題!

妊娠して、赤ちゃんを十月十日育て上げるだけで、素晴らしいこと。
最初は見えない位に小さかった赤ちゃんが生まれることが出来るように大きく、ぷりぷりに育てるのは、あなたの子宮しかできないことでした。今の科学技術を持ってしても、その赤ちゃんを同じように育て上げる、ことは不可能です。

まずは、ここまでお疲れ様でした!
きっと生活や家族の事も普段とは違うカラダでは大変だったでしょう。
予想以上にツワリがひどかったり、ホルモン大暴走をした方もいるはず。

生まれてくるまでの間は、お腹の赤ちゃんがくれた 心とカラダの最後の準備時間です。

ここぞと大掃除したり、
大好きなご飯をゆーっくり食べる、
パートナーと仲良く過ごしてみる、
などなど

今しか出来ない、やりたい事をどうぞ、今の時間に!
心やすらぎ、カラダも緩むひと時をお過ごし下さいネ。

こういう状況を多方面からとらえるようになるは、ココロの筋トレも必要だと考えていて、それで、今、マインドフルバーシングの普及につとめています。

起こる出来事は一緒でも、それを受け取る自分の心に、感じ方、捉え方の選択肢が広がると、世界は一変しますよ!

→それはこちらもご参考に。
 11/9(木)心の出産準備クラス~マインドフルバーシング体験会
 12/7(木)もやります。
産婦人科医の歩さんによる家族で赤ちゃんを迎える"心"の出産準備をしていくために。お産や子育てに焦点をあてたマインドフルネス体験会です。



2017年9月23日土曜日

これからお産に向かう方へ『自然な分娩とは』ずばり。

日本各地、いろんな場所に講座や講演会に伺う時に、よく聞かれる事なのですが、ここで少しまとめておこうと思いまして。

Questions
”自分の地域に、自然分娩が出来る場所がない!”
”今度は、ぜったい、経腟分娩したい!”
”分娩台で産むのは、いやだ~~。何も医療介入も受けたくない!”
・・・のですが、どうしたらいいですか??

ズバリ
 大事なことをお忘れでは?
 場所も方法よりも大事なのは、そのお産に向かうココロ。
 赤ちゃんを無事にこの世に生むということ。
 今の世は、経腟分娩も帝王切開も、ギリギリまで頑張っての医療介入も、どれも、赤ちゃんの生まれ方の選択。お母さんや医療者がコントロールできるもんではありません。
 コントロールを手放し、自分の想う”自然分娩”の定義も一回すっかり忘れ
 赤ちゃんのため、と腹をくくってはどうでしょう。
 赤ちゃんの通ってくる道になってみませんか?

**********
詳しくお伝えしましょう。

”自分の地域に、自然分娩が出来る場所がない!”

例えば有名な吉村医院のようにお産の場所に、畳で薄暗い場所を期待している方もいるでしょう。。
例えば、その場所が、自分の家族の住む場所ととても離れていて、それでも、その場所に単身で向かう、、おおーーーい待て待てぃ。
赤ちゃんは、あなたの家族の元に生まれて来たいからやってきた命。
野性動物が、心休まる群れを離れて、ひとりで生みにいきます??
それこそ、不自然なのではないか、、と思っています。
まずは、家族の場、ココロの寄り添いを第一に、その赤ちゃんが生まれてくることで、家族の関係も変化する。繊細に、今いる場所を見返してみませんか。

3-4日、畳のお部屋で待ち続け、最後 分娩台の上でのお産になり、
”赤ちゃんが無事ならそれでいい!”とお父さんが叫んだ瞬間に、生まれてきた命がありました。ココロが繋がった瞬間の出来事でした。あの感動を忘れられません。

そして、家族と話し合って、本当に何が大事なのか、その上で、どこで赤ちゃんをお迎えするか、決めてくださいね。

まずは、深呼吸して、身体の感覚にもどって。
その場を想像して、感じてみて、身体の緊張もほぐれて、ほーーーっとする場所に決めてください^^
そのほっとする感覚の一部に、赤ちゃんからのメッセ―ジが入っているはずです。

もちろん吉村医院のような場所が近くにあれば、素晴らしいのですが、、

きっと、場所は、内なる感覚に繋がりやすいか、繋がりにくいか、の程度の差なのではないかと感じています。どの場所でも繋がることはできるはず。ただし、繋がりにいく自分自身の意欲や気付きが、どういう質なのか、がまずは重要では、と思うのです。


”今度は、ぜったい、経腟分娩したい!”
”分娩台で産むのは、いやだ~~。何も医療介入も受けたくない!”

お産は、どのお産も、その赤ちゃんとお母さんの”自然なお産”であると思っています。
もちろん、サポートする医療者側がそのスタンスを持っていることも重要ですが。
どれだけ、上手くお産が進んでいる、と思っても、いきなり赤ちゃんの危険信号が出る時もある。合併症があり、緊張して見守っていたら、何事もないことも、、
教科書に載っているような、THEお産、なんて、どこにもありません!
同じように、自然分娩はこの方法だ、ってものも、どこにもありません。
百人いたら百人の、1万人いたら1万人の。
方法よりも、なによりも、
その赤ちゃんを迎える家族のココロの寄り添いが、とてつもなく重要です。

自然妊娠でも、不妊治療でも、ある命がこの家族の元にきたい!ここの家族になりたい!という意志がなければ、妊娠は成立しないと思うのです。
だから、この日本の、この時代にある技術を知って、それを使って、選択して生まれてくる命がある、と思っています。
だから、私たちは、命を選ぶのではなく、赤ちゃんという命に選ばれ受け入れる側です。

お産って、女性の経験の中で、特別だけれど、日常的な営みでもあります。
一人の命をかけて、一人を世に迎える事。
生は一番、死に近いと感じる時があります。
肩書も、経験もなく、ただ息をして、今この瞬間瞬間を生ききる命が、どれだけ 価値のあることができるか、、計り知れません。
その体験を通して、精一杯その期間に学び、悩み、感じたことを通して得られる、経験は目には見えなくても、
女性の人生に、莫大なギフトになることは間違いないのだと、思っています。
一世一代、命をかけるその機会、せっかくなら、大きな糧にしちゃってください!!

いつも診察室で、子宮の中で自由にダンスする1cmにも満たない赤ちゃんを見つけ、
小さくても、パワフルな変化や経験をくれる生命の未知なる可能性を感じて、
感動し続けています。



*******追記********
《プロのいない中での自宅分娩についてズバリ》
同時に、自宅で自分たちだけで産みたいのだけど、どう思いますか?、という質問も受けます。
私は、全くお勧めできません。むしろ、反対です。
プロフェッショナルがいるからこそ、お産の繊細な変化をかんじたり、お母さんが命がけでお産にのぞむ為の安全な環境が得られると思っています。
昔もサンバさんがお産を見守ってきました。中途半端な覚悟では、自力出産はできない、ということを肝に銘じてほしい、と思います。

2017年9月15日金曜日

9月14日 マインドフルバーシング in 横浜umiの家☆後記&ご感想☆

定期的に開催させていただいている、横浜umiの家でのマインドフルバーシング。
快晴の中に、涼しい秋風が吹き込む部屋で、ほのぼの、開催しました。

*********
女の人生は、まっすぐじゃない。なんだか、曲がったり、休んだり。寄り道のような時間もあったりして。
社会の中で仕事をして、きっと直線的に目標に向かってきたから、女の人に起こるような変化の時期は、何も進んでいないような、気分になって落ち込んだり、期待どおりに進まなくて落ち込んだり。
本当に上手くいってないんだろうか?
少し、いつもの考え方のメガネをはずして、新しい角度から眺めてみた時に、
私たちは、新しい出会いや発見、そのあとの人生に影響を及ぼすようなギフトだったんだ!と気が付いたりする。

未知なるものを愛する勇気と、
未知なる体験に挑戦する勇気と
未知なる可能性をひめた、新しい命と出会いその世界に浸かってみる勇気。
コントロールを手放す勇気。
自分を枠にはめない、自分を責めない勇気。
正直に感情を出しちゃう勇気。
などなど
・・・
ひとりひとり違うお産。
どんな風にみえても、そのお産はそれぞれの人生の中で、きらりと光る何かのキッカケやギフトになると信じている。
起きた事を、さあ、私たちは、どんな風に受け止める?

闘う?逃げる?
いやいや、そうだハグしてしまおう。一緒に遊んでもいいのかも。
最初は冷たい痛みや苦しみも、一緒にいたら、氷のように溶けていくこともあるのだから。

お産は、私たちの道”Tao”の中の、日常なんだけど、特別な、何か。
自分たちが赤ちゃんだった時、世界は色とりどりで、何もかも新しく、新鮮で、ワクワクしていたでしょう。
赤ちゃんのように、その未知なるものに、飛び込んで、全部、生きる糧にしちゃいましょう!!
そのための、マインドフルバーシングはそのための、心のトレーニング。
もし、興味のある人がいたら、伝えに行くので、声をかけてください。

本格的な9週間プログラムの開催はまだ未定ですが、
数時間の体験会でもお伝えできることがある!
今もどこかで、赤ちゃんが生まれてきているのだから、たとえ一人でもお話しにいきます。
”ココロとお産”の種まき♪種まき♪

*********

感想を頂きました↓↓

今日はありがとうございました。今まで何気なくしてきたことも今日はすごく新しく感じることができ、とても楽しかったです。 五感をフルに感じること、日常では少なくなってきました。 今後は子育てや仕事にも日常的に意識して自分に戻ることを大切にしたいと思います。

病院で出産することにネガティブな気持ちがあり、このままではいけないという思いから参加しました。今日体験できたこと(レーズンや水)は出産だけでなく育児や仕事、これからの生き方にも通じることでした。人生の財産を増やすことができたと思えるほど感動しました。今日この出来事と皆さんの出会いに感謝します。

ずっと子どものことが頭にうかんでいました。いつだって子どもに助けられて学びをもらい、幸せな日々だよな!とたくさん感謝がうまれました。ありがとうございます。

ご参加ありがとうございました(^.^)
私もこの出会いに感謝です。

さてさて、実は10月は横浜umiの家の講座はお休みです~~。
次回は11月にお会いしましょう!

11/9(木)心の出産準備クラス~マインドフルバーシング体験会
産婦人科医の歩さんによる家族で赤ちゃんを迎える"心"の出産準備をしていくために。お産や子育てに焦点をあてたマインドフルネス体験会です。
https://coubic.com/uminoie/117756


こういうのもやってまーす。

西洋・東洋を繋ぐ、というか、むしろその枠をどどーーんと超えて、話しています☆
11/9(木)熊谷歩さんの講座『Water journey 体と旅する水のお話』

命を巡る水にまつわるユニークなお話会。現役産婦人科医の歩さんが西洋医学、東洋医学の知識を繋ぎ、分かりやすく解説。今を生きるヒント満載です。
https://coubic.com/uminoie/135545


2017年8月27日日曜日

フランス旅行記⑧パリから日本へ。そして、旅のまとめ♪


朝のモンサンミッシェル。
まだまだ観光客はまばら。
でも、あちこちにいい香りが。


いつかは来たいと思っていた場所。
たどりついた場所は、目的地ではなくて、そこもまた旅の途中。
この場所を経由して、また、帰る日本も、旅の延長だ。

私は、旅で、感性を持ち帰る。
地球上に生きているものの、色んなエッセンスを、教えてもらう。
それは、私と違うもののようで、本当は、つながっているもの。
目に飛び込み、耳に入り、髪をゆらし、、私自身のこころとカラダにやってくる、メッセージは、全部、ギフトなんだろうと、思うです。

レンヌの駅。この場所から、たくさんのヒトが住むあらゆる場所に繋がっていく。
隣の人は、どんな場所を経験しているのだろうと、いつも思う。

モンパルナス駅同様に、駅の中には、発着の電車の掲示板がある。
20分前にターミナルが発表されて、一斉に、そのターミナルにむかう。


行きにのったTGVよりも、いくらか、ココロに余裕あり。
一等車がおすすめ、と書かれている本もあったけれど、二等車で充分だったと思う。
なにやら、治安的に、、とかの理由らしいが、私の往復でのお隣さんは、みんなビジネスマンや家族連れ、にぎやかな女性たち、など。人の目もあるし、荷物さえ近くにおいていれば、危ないことはないと思う。

パリ―――
でも、日曜日で、全然お店がやっていない。
そんな中で、モンパルナスから近い大通りに、ジェラートのお店を発見!

いかにも、美味しそう・・・
このジェラートの盛り方ったら!!宝石なのね!?


3種類に、マカロンを追加して、ゴージャスなパフェ風。7ユーロくらいであった。

・・・
軽くパリを味わって、また、モンパルナスからパリCDG空港までバス移動。
あっという間の3泊。
濃い時間を過ごしたので、なんだか一週間くらいのボリューム、といってもいいのでは

今回の旅では、感性を磨けたことはもちろん、自分自身への信頼感がぐんと上昇。
”自分への肯定感”っていうのは、揺らぐことがまだまだ多かったけれど、この旅で、自分に太鼓判、おしてみる気になった。

ひとりでフランスに弾丸
トラブルも解決!
そして、何より、GOCOOの音楽が好き!大好き!を再確認。
こういう音楽を通して、でも、他の何かを通してであっても、強く熱い想いはきっと、どんなに物理的に遠い場所であっても伝わっていける。その確信。
そんなに大好きになれるものを見つけた自分の感性に信頼をもっている。
海外でも観に行きたい、会いに行きたいんだーっという気持ちにGOといえた自分の勇気と情熱に、驚いた。
そういえば、こういう勇気は昔から持っていたんだけど、全然、日常の”自動運転”状態で、無意識に生きていて、勇気がある自分に意識的でいなかったんだ。

肩書きやいつもの自分という仮面を脱いで、
ただの、私という存在になったとき、シンプルに、いのちの輝き、というものは溢れでる。
Doingではなく、己の存在自身、の強さや尊さに気が付きながら(意識的に)生きていける事は、なんて幸せだろうか。

私は、また、旅をするだろう。必ず。この心と身体をほぐしに行くのだろう。
もっと、日本の各地や、世界にあるエッセンスに繋がりたいな。その場所の自然と、人と、その想いに触れられる音楽や踊り・・・今、受け取れるものすべてと。
まだ観ぬドラゴンボールたちが、世界のどこかで待っている。

フランス旅行記⑦夜のモンサンミッシェル

レンヌ16時45分発のバスにのり、モンサンミッシェルの手前にあるインフォメーションセンターについたのは18時前。
1時間くらいのバス旅。

日の入りは21時半過ぎなので、まだまだ、日中みたいに明るい。


インフォメーションセンターからは定期的にモンサンミッシェルまでの無料シャトルバスがでている。
ここに来る途中は雨降りだったのが、ついて、快晴。

橋にわたる前に下車して、歩いて向かうことにした。

バスか、馬車か、徒歩か、の選択。たまに、自転車やランニングの人もいた。
平坦な道のり。
空がひろーーいよーー
近づいてきた。
形が、美しいよね。佇まいがいい。

 雨上がりの太陽。

橋の上からの景色。
島に対して、修道院の大きさって、すごいデカイ。

 どどどーーん。
この日は、引き潮だった。
この島をまもる、黄金のミカエルさん。
きっらきら。太陽は、ミカエルを照らしていたのかも。


島の入り口を入るとすぐに、今宵のお宿。
この明るさでも19時です。



年期はいっているが、いいお部屋。今日もいい夢みれそうだ。
荷物をおいて、島探検にGO
夏限定で、モンサンミッシェルの夜間拝観が19:30-23時までやっているというので、向かうことにした


途中の教会。空気が澄みきっていて、長年の祈りの軌跡を感じる。



また、散歩。
夕方の島は、人もすくな。
レンガつくりの街並みは、何かの映画の物語の中みたいで。





 モンサンミッシェルの修道院への上り。
この石組み、立派!
 ミカエルさんの啓示を受けているモチーフ。
 母子像。あたたかい。
夜間拝観の得点は、所々にライトアップがあるところ。

見晴らし台。
海に向かい設置された像たちが、絵になるもんだ。人と像と光のコラボ。

美しい曲線。
うん、たまに、重い空気の場所もあったけど、ほぼ、祈りの場として長く活動をしてきたナイス修道院。
みんな、拝観するのも納得。

有名な、モンサンミッシェルのオムレツ。たまご、どんだけ使うねん。
炭火~~

 エプロンかわいい。フライパンで一つずつ丁寧に作り続けている。

この時すでに21時。
まよったけど、今回は食べずに去ってみる。
未来にくるかもしれない私にお楽しみを残しておくつもりで♪

夜の街は15℃くらいだったのでは?
寒いの、ほんと。
そんな中、また探検した 島はライトアップ中、、幻想的。


 濃い青と、光。
そして祈りの空気。
 静かな空気の中で、とーーってもよく眠れた。

朝!
りんごジュースからスタート。

 多くの有名人が宿泊したホテルなので、壁一面に写真つきサイン。
天井たかい。

チーズ食べ放題♪

フランスパンやデニッシュなどなど。
ゆっくり楽しんで、さ、今日は、パリへの帰宅の日。
日本に向けて、出発の準備だ。

フランス旅行記⑥Paimpol からレンヌへ。いざモンサンミッシェル!

ちょっと特殊な行き方をしてみた。
通常は、パリ、モンパルナスからTGVにのり、モンサンミッシェル行きのバスに接続をねらうでしょうが。。
私は、前々日にパリ・モンパルナスからレンヌは通り過ぎて、ブルターニュ地方にきていたので、逆方向からレンヌをせめる、ということになった。

当日は14時 Paimpolの港町初で、まずは、Guingampで下車。
メインのTGVに接続のために少し駅で乗り換え待ち。
そしてGuingampから、予約していたTGVをキャッチ。私は、全列車の予約をレイルヨーロッパのホームページから済ませていたので、ネットからE-チケットをプリントアウトしてもっていた。早く購入すると、安く売られていてお得、便利。噂では、かなり遅れることもあると、書いてあったけれど、意外にジャストタイム!
ただ、停車位置はいつもどの列車もずれていて、止まっても、もう一回動き出して、2mくらい微調整する、笑


レンヌの駅までは1時間半弱だったと思う。
大きな乗り換え駅で、降車のヒトも多い。
一階のホームから、エスカレーターを使って↑の写真の場所へ。
ここのフロアには、電車の発着とホームの掲示板や、軽食の購入もできる場所があった。
この掲示を目印に、出口へ。

この出口を出て、右を向く。
今は工事をしているらしく、こーんな具合。
たまに、こちらBusです、的な標識がでてる。


そのまま道を50mも進むと、バスターミナルがあるビルに到着。
↑の6階建てのビルの一階にはいっていく。
入り口はいるとチケット売り場。
2か所開いていて、どちらも10人くらいずつ列をなしていた。

ん?
ガイドには、バス車内でチケット購入を書いてあるのに、、
よーーーーし、バスの運転手に聞いてみよう!っと、そのままバスの待機場所へ。
いた、いたーー本日の最終バス 16:45発のモンサンミッシェル行き。

運転手さんに話しかけると、チケット買ってきてね~だって。
え?あと5分なんすけども。
しょーがないか・・


列にならんで待つこと3分
あ、16:43!
だけど.3人前のヒトが何やら時間かかりまくり、急ぐ感じもなく。
後ろのフランス語を話すカップルも、”モンサンミッシェル、なんとか、~”とか焦っている雰囲気で、
思わず話しかける
”ねえねえ、私、運転手さんに、バスでチケット買えるかきいてみるから、ここ守ってて?”
意志は通じて、私は一人バスへ。
”あんなながーーーーい行列で、買えるわけない!待っていてくれないなら、ここで買わせて!”
・・・しぶしぶ?バス運転手と交渉成立。バスでチケット買っていいことになる♪

また、行列で待っていたフレンチカップルに、バスで購入OKと伝え、るんるん3人でバスに再度むかい、無事にバスにのれた。

ここで買えるんじゃん、最初から!!笑

火事場の底力、発揮。
このバス逃したら、タクシーだったな。

さ~~~
なので、注意は、レンヌでのバス乗車時は、チケットブースでバスチケット購入が必要なので、出来る限り、時間の余裕があることがおススメ。
交渉できなかったら、乗り遅れ、1時間半、もしくは1日ロス!?
気をつけて!

さ、次回はモンサンミッシェルの大紹介。




フランス旅行記⑤音があふれるケルトの港町 Chant de marin 2017

前の晩、GOCOOの大興奮のライブを終え、
私は一人、Paimpolから6km離れた岬のホテルにとまり、
町のコミュニティバス?に揺られて、また、festivalの会場に戻ってきた

くもり空、雨も小ぶりなのにも関わらず、たーーくさんの来場者。
メインのライブは14時からだけど、
10-11時くらいから、festival会場のいたるところで、音楽が鳴り響く。
陽気に手をたたき、踊る人々。
ここは言葉をこえた、交流の輪が生まれる場所なのだ。

パグパイプの音色っていいわ~

のりのり~巻き込み型ライブ。

緑の陽気な集団。
こ美味よいリズムが魅力。

平均年齢はぜったい60歳超えだな。
音色に深み。
歌声に、重なる郷愁。

会場の入場口すぐに停めてあった船の上。
思わずステップを踏みたくなるようなアイリッシュ。



Varnahtakaというart 集団。これが私のツボ。
会場の子どもたちを巻き込んで、その内、大人も一緒に、face artしまくる。



ケルトの木のお守り。私は、クルミの木とトルコ石の滴型のチャームを購入した。
素朴な雰囲気で、また、いいんだな。ふふ。

Paimpol14時発の電車のため、メインのステージはみれなかったけども、
充分堪能。
私は、昔からリンゴのお酒、つまりシードルがすっごく好きで、それが、実はこの地域の名物。大好きなガレットもシンプルなクレープも、まぎれもなくこの地域のもの。
ケルトやアイリッシュ音楽のリズムも好きだし、よく聞いていた。
街並みも、ほっとする田舎町。
海も山も近い、というのが、また、よい。空気もGOOOOD

ここ、私、なじみ過ぎる~~
フランス語が話せたら、ここ、住みたいくらい、好きだ。

また、帰ってきたい、Paimpol
最高の時間は、この場所と空間が、プレゼントしてくれた。