2018年6月24日日曜日

スペイン旅行記17. マドリードの有難い日々

今、私は、マドリード。6/20昼から明日6/25朝まで、なんとずっとずっと、知り合いの助産師さんの友人助産師さん家族宅にお邪魔しています!

そんな有難いマドリードの数日の体験メモ。

20- 25 Madrid

   6/21 Toledo 

   6/22 ティッセンボルネミッサ美術館 &フラメンコ

   6/23 プラド美術館 、レティーロ公園 

   6/24 La latina蚤の市、ソフィア王妃芸術センター  17時からは日本戦(あと30分後だよ!)!



↑のこんな感じ。


6/21はトレドに1day trip!

ちょうどトレド出張という、旦那さんの車に乗せてもらい、お初ーーなトレド!ありがとうございました。

カセドラルいいっっ。

美しさと静かな空気がハマり、2時間滞在で隅から隅まで見てみた。

ご飯の後は、高台まで1時間以上を歩いてパラドールまでいき、展望カフェで休憩。

素晴らしい景色を前に、トレドに来てるの嬉しすぎて、歩きながらウルっとしていた。う、う、スペイン来てカミーノ中から泣き上戸だよー。




↑カセドラル




↑ カセドラルの中  はるか高い天井まで細かなステンドグラスや彫刻で埋め尽くされている



↑  トレドを、展望台から鑑賞


6/22-24にかけては、マドリードの三大美術館巡り、念願のフラメンコライブ鑑賞、etc.


美術館は、どれもボリュームがあるし、一点一点に念?がこもっていて、一日一美術館じゃないと、処理できない。





私が好きなのは、スルバラン作品群、とくにティッセンボルネミッサ美術館にある”聖女カシルダ”と、プラド美術館にあるティエポロの”無原罪のお宿り”。 有名だけど、大人気って訳ではないのか、どっちもポストカードがない、笑 




↑ スルバラン   聖女カシルダ



↑ プラドは写真NG。こちらは資料集から。
ティエポロ  無原罪のお宿り


ソフィア王妃芸術センターの中で一番有名なゲルニカbyピカソ、、展示室の中に、出来上がるまでの写真が何枚もあったんだけど、実はものすごく緻密で繊細で何回も訂正して書き直して出来上がったものらしい。他の人が描いたピカソっぽい絵も何十枚もあったけど、やっぱピカソは迫力がある。女問題が大変だったピカソ。いやはや、作品を見る限りかなり面白かったろうし、いい男だったんだろーなーと思った。色気がある、って言うんだろうか、そんな雰囲気がする。




↑ ソフィアは、コンテンポラリーアート中心。



↑ 一番ソフィアのカフェがおススメ!


数日のうち、膨大な量の絵画に触れてみた結果、どうやら私は、ハッキリした色で、意志の強い聖女の絵が好み。そして、スルバランがほんとLOVE!  何度見ても鳥肌が立つくらい響く。すごい好き。そして、全体的に貴族の肖像画には全く興味がない。なんか盛ってある感すごいんよねー。

実物から描くときに、こんな嘘はよくないよ、嘘は、って 笑


逆に聖書や伝説からの絵に関しては、実在しない何もないところから、産み出されるリアルな色や 絶妙な光と陰 、豊かな表情や諸々細かな描写に感動。うわーって驚きの度に creativity万歳!と ココロの中で叫んでました。 





↑  西川直子さんと女子だけで夜のタブラオ。

お姉ちゃんみたいに、話しやすい ー!




そして、念願のフラメンコ!熱いリズムの世界。主役は、切なさや哀愁を含む情感で、なんとも emotionalで、色っぽい。

人間らしい 歌や動きのキレや表情に魅せられましたー。大好き、この世界。

綺麗なだけじゃない、泥臭さや闇を含んだ 、まるで洞窟で見ているような世界観。昼間の踊りじゃないです。これは、夜、密かに 熱くする事なのよ! この日、この瞬間しかあり得ない、リズム同士のぶつかり合いや混ざり方の 繊細さたるや。奏でられれリズムは変則的で 空気も、地面も、畝るよう。 

さすがに、うまい。ただ、上手くやるんじゃなくて、熱く、全身使って表現しつくす 人間の面白い感じ。それが、いいんだわ。

やー、わー、これは私もやりたい!



そして、そして、滞在させていただいている、友人助産師さんの、そのまた友人の助産師さん家族宅では、毎日一緒にサッカー観戦!

繋がりはそれだけじゃなく、旦那さんのイトコが、なんと、私の兵庫県明石の父と同業。前の日曜も一緒に仕事した、飲んだ中っていう、あまりにも近い知り合いだった!世間は狭いです!そして、めちゃくちゃ寛がせていただいて、ありがた過ぎます!ありがとうございます😊


さあ、もうすぐ サッカーワールドカップ 日本対セネガル。見なくちゃね!応援しよー!!

2018年6月20日水曜日

7月からの講座まとめ 6/20、7/12update

Hola! Buenos dias!
この旅から帰宅してからの7月半ばから、めっちゃ日本各地、会いに行かせていただきます!!

旅中にも講座新しい講座の開催も決まっています。

新しい情報も更新していまーす。
みなさま、各地でお会いしましょう。




☆こちらは締め切りました!☆
7/14 土曜  神奈川県横浜市 天使のたまご 元町院
   10:00-12:00
   “こころの出産準備クラス マインドフルバーシング  ”
  対象: 妊娠中、妊活中の女性&パートナー

☆new☆ まだ募集中 7/12
•7/16 月曜祝日  大阪開催!
  14:00-16:00
“ こころの出産準備クラス マインドフルバーシング  特別講座“ 
All welcome 限定6名
申し込みは 岡部まりさん
 yogini.mari108☆gmail.com  ☆を@に変えてくださいね。
    参加者氏名,メールアドレス,当日連絡可能な電話番号を添えて問い合わせください。


•7/19 木曜 神奈川県横浜市 Umiの家
     10:00-12:00
       “こころの出産準備クラス マインドフルバーシング  ”. All welcome!
      13:30-15:30
      “Fire journey カラダと燃ゆる火の話” なんでもありな、心臓と腸の話し

• 7/21 土曜  愛知県名古屋市 アライフラボ
       “こころの出産準備クラス マインドフルバーシング  ”. 初名古屋出張!  
all welcome


•7/22 日曜  東京都内 
     “産科に関わるボディワーカーのための マインドフルバーシング” 
  初の試み♪  マタニティヨガ、妊娠中の方に関わるボディワーカーのための、カラダにより特化した講座です。
申し込みはPRASANNA yoga&ayurveda
  prasannayogaayu☆gmail.com ☆を@へ変えてください。
   氏名、職業、紹介者、当日連絡可能な電話番号、メールアドレス、を添えて問い合わせください。

• 7/27 金曜 東京都内
    助産師グループへの マインドフルバーシング研修会    こちらはclosed groupです。

• 8/4 土曜  山梨県日野春  松浦助産院
    10:30-12:30
     “こころの出産準備クラス マインドフルバーシング  ”. 初山梨出張!  
    All welcome 限定20名   ☆現在半席埋まっています。申し込みはお早めに!

• 8/5 日曜  長野県 諏訪赤十字病院
  “こころの出産準備クラス マインドフルバーシング  ”. 初諏訪出張!☆ 院内のみのclosedの会になりました。

少し先になりますが、、、
• 11/3 土曜 長野県安曇野市
   “こころの出産準備クラス マインドフルバーシング  ”. 初安曇野出張!
こちらは、助産院おりん さんが開催に動き始めてくださっています!


あと、7/9&10は、オランダ アムステルダムでの国際マインドフルネス学会で、マインドフルバーシング  創始者の助産師Nancyさんから直接ワークショップを受けて、学んできます。


これ以降の講座、日本各地からリクエストもぜひー。各地の状況を見ながら、対象や内容etc.決めています。
現在から7/11までは海外ですが、wifiがある宿で、やりとりできますから、連絡くださいね。
mindfulbirthingjapan★gmail.comまで。★は@へ変更お願いします。

熊谷 歩

2018年6月19日火曜日

スペイン旅行記16. ポルトガル番外編

Camino de santiagoを終え 、聖地Santiago de Compostela で一泊。

短い滞在だったけど、街の各地で 旅の時に 話したり、宿が一緒だったり、ビール乾杯した人たちに再会して、 Congratulations! とハグして、Hasta luego! See you again somewhere!  Bien Camino on your life ,too!!と言っては、別れた。

一期一会。

もう、会わない人がほとんどだろうけど、目に焼き付いた笑顔たち。ありがとう、と心から伝えた。Muchas muchas gracias, amigos de Camino!!





さて、そんな翌日6/16は、ポルトガルの第2の観光都市 ポルト oportoにALTAのバスで移動しました。Onlineで取ったチケットは、Santiago 14:00発、ポルト17:15着  28€で国境越え。時差1時間あるので、乗車時間は4時間位。近いー安いー。

海沿いを走るバス。
どんどん、太陽の光が増してくる。

目的は、兵庫県明石の実家同士が徒歩30秒っていう友人と ポルトを観光する、かつ、飲もう、話そう!でした。
日本では滅多に会えないのに、ポルトガルで会うという、笑

彼女は5月初旬からヨーロッパひとり旅中。
お互いに なんでも言える、大事な友人の一人です。

実は、Camino歩いてる途中、たしか10日目位で、この日程で、この速さで歩けたら、ポルトに行ける!って事で 急遽決めたポルトガル番外編なんで、まーーーったく下調べもなく、期待もしてなかったですが、、


はっきり言って

めっちゃ可愛くて、オシャレで、のんびり雰囲気が素敵な 楽しい港町でした!!





橋の上から、ポルト最高!って叫んだし、ほんまに。





おススメーポルト。
ほかのポルトガルは見に行けてないので、ポルト限定的に推薦させていただきます!
スペインの田舎町より英語通じる人が多いし、治安も良かった。
かつ、雲一つない、快晴。





Camino中が、最後2-3日だけ晴れただけで、ほとんど雨、曇り、気温10-15あたりだったので、全然日に焼けなかったのが、快晴のポルト 33℃の中、6時間ゆっくり歩いたら、首筋赤くなるくらい焼けた。





有名なポルトワイン、スペインのワインと、サングリア飲んで、ポルトガルっぽいかもしれない料理をつまみながら、他の人が日本語わからへんのを言いことに、大声で、セキララに語る語る。日本のカフェじゃ、絶対話せない R指定、笑
なんたる開放感!その気持ち良さったらないわー
二人だと、こういう楽しみが共有できるのが良い。

そして翌日からは、私はスペインにバス移動。彼女はベルギーへ飛行機移動。

また、日本でね!って、朝、メトロの駅で 別れた。

*******
また、ALTAのバスを利用して、ポルトからスペイン サラマンカに移動。約6時間の旅〜

同じバスに、ちょうど900kmのCamino De Santiago を終えて、私たちと同じくポルト2泊したという韓国人の青年と一緒になった。

途中、サービスエリアの30分休憩で、レストランのテレビは、サッカーワールドカップ 韓国対スウェーデン戦 後半30分あたりがライブ中だった。
スペインの片田舎のサービスエリアで、たった二人だけのアジア人が、レストランでめっちゃ応援してるって図のおかしさよ。そして、一対0で韓国負けた、笑 

お互いに、なんでカミーノ来たかって話から、母国のご飯恋しいねーとか、、
 
カミーノは、人生の道に似てる、ってみんな言ってたし、やっぱり、そうだよね!!って 話した。

彼はマドリードに向かうので、私がサラマンカで先に降りていくときには、
Buen Camino! See you again!
と別れた。

そういえば、名前も聞かずに話してた、、
それでも、初対面なのに、話していくと結構すぐにプライベートの内容まで深くなるのは、カミーノの不思議。
お互いに巡礼者の証である、大きなホタテ貝をリュックにつけていたから、巡礼者なんだと分かった。なんか楽しいことが繋がりそうなので、スペイン中は このホタテ貝はつけておく事にする。

だからだな、まだ、カミーノを歩いているような、そんな気がしてる。 


さて、6/18-20は スペイン Salamanca 滞在。
明日6/19は朝から観光に行ってきます♪


2018年6月15日金曜日

スペイン旅行記15. Finally!Camino 編フィナーレです!

Camino De Santiago day13 .6/15 Final day
Lavacolla → Santiago de compostela 9km
8:00-10:00 2hrs
Stay : Hotel de los Rayes Católicos  ☆5つ!


夢が最終日に相応しい内容で、目覚めて、ひとしきり泣いた。天井せまる二段ベットの上で。色んな映像や感情が、通り過ぎて行った。


出発。今日は最後の9km。
周りも 今までよりも、 なんとなく静かで、一人一人が Santiago de compostela までの道を しみじみと踏みしめているみたいだった。



ただのカミーノじゃなかった。
出会ったamigos 友人達も色んなテーマと理由で歩いていて、聞くたびにハッとした。

私の場合、正直、裏テーマは、壮大な 失恋カミーノ、だった。この13日間、ひたすら歩いた。
そしたら、私自身への信頼も上がったし、直感の鋭さも研ぎ澄まされた。カラダは満身創痍でも、生きてる喜びを自然の中で感じ続けた。
今しか出来ない経験が、私を生かしてる。
ありがとーほんと。カミーノはココロも修復してくれた。だから、この道信じて、私はまた、本気で恋したいと思います!と、ここに宣言しておきます、笑


ある程度時間は必要だったんだ。
どんなに痛くても、目をしっかり開けて、何が起こったか整理して、次に進むためにはね。

こうやって、過去は、どんな内容の過去でもただの道になっていく。

その道を歩いたから、今この目の前にある、この美しさに会えていて、しみじみと味わ得ているんだとしたら、、もう、ありがとう、が言えるわ、と思った。
踏んだり蹴ったりでしたけど、
えいってまるっと全部 知恵に変えて、
このカミーノのように、いつも前に続く道を歩いてみよう。

どんな天気でも、どんな調子でもいいや。
予測がつかなくて、ハプニングばかりのこの道。大丈夫っしょ、きっと。
困った時に出会い 助けてくれた カミーノのamigos 友人たち、、もとい、天使たちを思い出すだろう。
必要な時に、やってくる救い。

前の記事にも書いたかも。
カミーノ最後だから、大事なことは何度も確認。

いま、私を歩かせてくれるエネルギー源は、
今、一緒に過ごす友人や家族や、これから会いたい人たち、みんなとの約束や、はっきりした私のミッション!
何より、大事にしたいよ。私は、いまこれを。

これが歩き切れたんだから、私、もっと自分を信頼してみる。




これから、もし、Santiago de compostela に参りたいって方がいたら、迷わず、絶対に歩いて参拝することを進めたい。一週間以上、歩けるならとてもいい。

歩いているうちに、カラダもココロも 綺麗になっているから、みんなが汗だくで 着こうとも、聖地は とても綺麗。

必要なものは、自分たちがもう持っている。
いつも不完全なんだけど、その状況でも 満足してる。
シンプルに進んでいくことは、心に決めている。
自分のペースで、行けばいい。

だから、いま、何も叶えてもらうことはない。

この camino De Santiago という道があってくれてありがとう。歩かせてくれてありがとう。

聖ヤコブ像に後ろから抱きつきながら、それだけ伝えたよ。

この教会のプラテリアス門の広場にある十字架には α(物事の始まりの意味)とΩ(終わりの意味)が刻まれてるんだけど、他の教会とは逆の位置にしてある。

その意味は、
このCamino De Santiago の最終地に相応しい。


「カミーノの終わりは新しい人生の始まり」


また、タイミングが来たら、歩きに来よう。

スペイン旅行記 Camino編は Fin☆

******

明日からは、ポルトガル のポルトに行ってきます!!

スペイン旅行記14. まもなくSantiago

Camino De Santiago day12. 6/14 
Arzua→Lavacolla 28.8km
8:00-15:00 break1hr walk6hrs
Stay: albergue Lavacolla 12€

スタートLeonから 約300km歩いてきました。
残り約9km!

色々、伝えたいことや シェアしたいこと、
山ほどある!!

書けない。
もう、今日は いっぱいいっぱいで書けない。
だから、なんとなく感じてください。

または、帰国したら、直接、私を捕まえて、聞いてください、笑








でもこれだけはいう!

私は 超 社会的には不完全な人間だけど、
私が、超絶私をマスターして、私の持ってる能力を めちゃくちゃ引き出して、カラダもココロも使い倒したら、 今より もっと幸せで、楽しくて、よっぽど 世間に役に立つかも、って事は分かってきました。

だから、私、いまの私を気に入ってる!!

今までのCamino体験談、は、体験談と言いながら、あゆみココロの詩な内容ですみません。

明日、いよいよ明日です。

ここまで読んでくださった皆様、
7/15は 噂の魂参加的な感じで 聖地 Santiago de compostela に お付き合いくださいませ 笑

Vamos vamos mucho!
Buen camino!!

2018年6月14日木曜日

スペイン旅行記13. たくさんの友人達と.

Camino De Santiago day11. 6/13

Palas de Rei→Arzua 28.7km

6:30-15:00 break1hr walk7.5hrs

Stay:The way hostel 15€  7人部屋にたったの二人!広いー久しぶりの普通のベッド。


昨日の夜は、アルベルゲのオーナーのイタリアーノが、イタリアンディナーを作ってくれて 8人でテーブルを囲んだ。





ブラジル、カナダ、アメリカ、イタリア、日本


英語やや優勢の中、ワインを飲みながら色んな話をした。

お酒入るとより オープンになるのです。あと、すっごい英語も上手くなる気がするのは何故だろう、、間違ったって気にならない。スペインのワインの不思議!いやいや、今回はCamino magicだね、きっと。


みんなが飲め飲めと注いでくれ、勢い5杯も飲んですっかり酔っ払い。

で、すぐ22時には就寝。

和太鼓うってる夢を見た。二日続けて見たので、さすがに恋しいのだと思う。潜在意識が和太鼓求めてる。あと一か月も、どうしよう、エアー和太鼓?!


熟睡のち、朝5:30には目覚め、小さなチーズサンドイッチとブラジル女子からヨーグルト&シリアル、ブラジル夫婦からクッキーをお裾分けしてもらえ、豪華な朝食になった。





日が昇り始めたので、薄暗い中、6:20には出発!11日目にして一番早い出発。なんたって30km近く歩く。


晴れ!

ちゃんとした晴れは久しぶり。

一週目の天気と打って変わって 二週目は雨が少なくなった。

 




日がのぼると、光が緑を照らしはじめた。

最近、その変化に敏感だ。


朝一番、一緒にカミーノを歩いたamigo 友人はマドリードに住む38才のホタさん。二人の娘さんがいて、半年くらい前にパートナーと7-8年越しで2回目の結婚したばかり。

英語苦手なんだ、、と言いながらも、スペイン語じゃなくほとんど英語で話してくれた。

奥さんは純スペイン人だけど、”Himari”さん、というスペイン人ではたった一人の珍しい名前。彼女の両親がアメリカに仕事で出張したとき、ビルディングに書いてあった”Himari”という字を見て、これはいい名前になる!と意味も知らずに名付けたって。

アジアっていうか、めちゃくちゃ日本ネームだし、笑  その意味を奥さんに教えてあげて、って伝えた。


マドリードの大気汚染や、通勤時間の長さのことが問題だったり、都会はクルマがいらない、とか、、日本と一緒!だって話や、

日本は〇〇道、例えば柔道、茶道、花道って日本文化があるけど、それは Camino 道、生きていく道として、精神を整える、みたいな意味もあって、このcaminoでしてることと一緒と思ってること

たぶん大都市はどこでも、カラダとココロが分離していてストレスフル。こういうcaminoや 瞑想、yogaとか、静かな瞑想や動く瞑想は、ココロとカラダを近づけて、一緒にして、より感覚を研ぎ澄ませ、カラダが感じている喜びに気がついたり、リラックスするためにある、みんな必要としてるね、国関係ないよねー、とか。

あと、結婚二回は、また新しい経験を新しいパートナーとする機会があるから、実はラッキー!だよねー、人生2度美味しい、って。 私は、まだ二回目の予定はないけど、同意見  笑

結構色々話した。2時間くらい一緒で、一気に8-10kmくらい歩ききって、早かったなぁ。


そのあと、1時間くらいsolo walking






次に一緒に歩いたのは

ドイツから一週間のcaminoに来てる simensのマネジャーをしている穏やかなおじさま Ralphさん。四年スペインに仕事で住んでたり、アジア、ヨーロッパ各国を仕事で出張したりする忙しいビジネスパーソン。わかりやすい英語、ありがとうございます。


また2時間くらいすぐたった。

Ralphさんは、同じArzua泊まりなので、ガルシア名物のタコ料理を食べよう!と約束して、また一人カミーノ。


フランス人マダムがいきなり、

あなた何キロの荷物なの?!→いきなり私の荷物を持ってすごく驚く、笑

あなた一人なの?→Siもちろん、といったら、また驚く、笑

すっごいオーバーアクションで楽しい人だった。それで、最後、arzuaまでのきつい上り坂は歩き切れた感じ。


今日は28kmもあるいたけど、いろんなamigos 友人たちのおかげで、早かったー


18:30から ガルシアのタコ料理とパエリアを食しに近くのBarへ!

オリーブオイルでスパイスと一緒に煮込んだタコ、柔らかくって美味しいー

本場のパエリアも、うまい!








一番良かった国はどこ?って聞くと、メキシコとトルコ、とくにイスタンブール、という。

トルコは次に行く予定だから、詳しく!と聞いたら、ボスポラス海峡のアジアサイドは安全で雰囲気よし。ヨーロッパサイドは旅行客から騙そうとするから気をつけないといけないが、素晴らしく歴史のある建築はいっぱい。大きな店より、路地を入った小さなご飯屋さんがいいよーて。

ベリーダンスは?って聞くと、現地の人からしたら、ベリーダンスはトルコの踊りじゃないし、観光客用だからオススメはないよ!ってバッサリ言われたんだってさー。えーそうなんだ!びっくり。

ヨーロッパの中で、例えば自分のドイツとスペインでも違う慣習があって面白いのに、アジアからしたら、もっと面白いでしょう、て言うので、その通り!と答えた。


生の、今の、ヨーロッパや、その土地の人がみる土地の良さを知るのは、何より面白い情報源。

こういう交流で、私は、また、自分の視野を広げさせてもらえる。


もちろん足は痛い!

でも、この経験を選んだのは、私だから、いいも悪いも私の責任。

不満があるなら、自分にしか言えん。

、、ないっす。

強いて言うなら、もっとスペイン語習ってから来てほしかったってことかなぁ。


不完全だから、伸び代があるってこと。

知らないことがあるから、人と交流するし、学び続ける喜びがある。

知ったかぶり、もったない。

堂々と、今の自分の状態や思いをシェアすると、思わぬ答えがやってくる。


あと二日でSantiago de compostela につく。

がっつり歩くのは、もう明日だけ!


今しか出来ない経験、さあ、全部来い!

受け止めて見せますから。





2018年6月13日水曜日

スペイン旅行記12 とにかく歩く

Camino De Santiago day10 .6/12

Ferreiros → Palas de Ray 32.7km!!!

7:20-16:30 lunch1hr walk8hrs 

Stay: albergue a casina de palas 10€


疲れ過ぎてて、題名が適当!最初から懺悔!


今日は自分でも驚きの歩行距離いきました。


朝から歩いて

ひたすら歩いて


写真は 記念の〇〇kmってやつがほとんど。

10days分の疲れは、ちゃんとカラダに溜まってるかも、みたいな日。





 

でも、ほとんど雨はなし!


100kmをきった場所だから、巡礼者も増えたよー

スペイン人が多い感じだけど、


7:00出発で9時にはポルトマリンに着いていた。2hsで8.6kmだから、いいペース。


大きいダムを造るため、村は水没したんだって。

水面に映る景色、綺麗だったんだけど、、

村を過ぎた森の道には、なんか何かが出そうなヤバイ雰囲気が濃くて、十字架きりながら 早足で通り抜けた。久しぶりに悪寒しちゃったよ、、みなさん、このあたりの森は気をつけて!





13:00にVentas de Narón という小さな村のBarで 野菜のサンド食べて、


さ、行こー Vamos vamos mucho!  って気分で歩いてたら


気さくなスペイン人おじさんと一緒に歩くことになった。


Siloさん、は、マドリードの近くの3つ星ホテルのレストランで、マネージャーとして働いている、ふくよかなエスパニョール。


向こうは、少ししか英語が話せなくて、

私は、少ししかスペイン語を話せなくて、

でも、2時間くらい話していたら、徐々にスペイン語の内容も聴き取れるようになった!


なんで、スペイン語は、hを発音しないんだ、llがなんでジャなんだーとか、習って驚いた事を話したり、お互いの職業や、お茶ならアレがいいよねーハーブティいいね!、とか、日本の料理が美味しいよね、から寿司屋には回転寿司ってスペインBarみたいに気軽な店からすっごい高い寿司屋がある、とくにTokioは、、などなど。

あと、siloさんは自分のイビキがひどいって知ってるから、ホテルのシングルに泊まるんだって、笑  その心がけ、昨日の夜、私の両隣りにいた男性陣に聞かせてやりたいわ!!笑







↑siloさん撮ってくれた写真

これだけ分かったら十分だ。

いやはや、気持ち次第です。

伝わるかどうかは!知りたいと思う気持ちがあれば!

まじ、no borders。

全然話せないのに、話してみる勇気が随分とつきました。

恥ずかしいなんて、微塵も思わない。

ただただ、この人の言ってる事、ほんと分かりたい!という心だけありますから。


そのsiloさんのおかげで、予定より9kmも歩けていた!


うそ、もう Santiago de compostelaまで67.8km!

6/15には、到着するなぁ。

うーん、名残惜しい。

こんだけ、足に水ぶくれできて、皮めくれて激痛であろうとも、このCaminoを終えるのは惜しい、、

スペイン旅行記11. あと100km!

Camino De Santiago day9 . 6/11

Samos→Ferreiros 25.2km 

8:10-16:00  小休止2回&ランチ1h, walk 7hrs

Stay: albergue casa cruiceiro de ferreiros 10€


いま、アルベルゲのベッドで横になってますが、

足の筋肉が軋む。

骨が軋む感じしています。

歩き終わり、初めから付けてる 両膝のサポーターをとったら、生まれたての子鹿気分を味わいました。 日本のサポーターの威力がすごい!誇るべき技術が今ここに。






目が覚めたら7:30 

8人部屋のうち すでに6人は出発してた!

うわ、みんな早いな。

寝始めたのが20時位だったはずだから、12時間近く熟睡していた。。

いいの、私は、私のペースー

競う必要ないんだもん


昨日夕方から夜中まで、激しく雨が降っていた村。

朝は曇り空。しっとりした深い森の中。

巡礼路だから村が出来たんだろうな、ここ。


アルベルゲの横にあったBarに、

ある夜、Let it beや色んな歌を歌った彼女がいて、しばし再会を喜ぶ。

カナダ出身のRebecca。彼女がギターを弾き始めなかったら、あの歌の輪は出来なかった。

道の中で、Let it beをたまに歌うよーありがとう!って伝えて、Buen camino! でさようなら。

もう会えないかも知れない。でも、忘れないからね。


それからは、ひたすら歩いた。


今日は朝、昨日食べきれなかったホームメイドのケーキとドライフルーツ食べたから、ちゃんとエネルギーあるし。


11時に フレッシュ生搾りオレンジジュースを一杯!最近、毎日欠かせないビタミン源。


12時に Sarriaに到着。


ここは、巡礼路では残り113kmの大きな街。歩行なら100kmあれば、Santiago で巡礼証明書が出るので、スタートに人気の街。


ぐっとアルベルゲも増えるし、初めて会う、まだ日に焼けていない巡礼者もチラホラ。


Day9ともなると、大体、同じように歩いている巡礼者とは顔見知りになる。


Bocadillo のチーズナンチャラを頼んだら、単にパンとチーズだらけが出てきた。さすがに半分は持ち帰りにしてもらったんだけど、会計の時に、オーダーが間違っていたのがわかった。ごめんね!ってさ。

ただ、これくらい、チーズ並んでもらえるの すごい好きな光景でした。これで、満足です。


明日の朝食に決定だな。






一週目は、ほんと 辛いことが多い Caminoだったのに、二週目に入ると、景色が変わってくる感じ。

修行やだーって言ってましたが、

これ、全然、修行じゃない気がする。


毎日毎日、違う場所を歩くけど、

それより、みんなで歩いてる一体感?心強さってのかなぁ。


ここには戦いも競争もない。もちろん。

この平和さって、ココロの捉えよう、そのもの。


自分のカラダへの、信頼感も強くなってきた。

こんなに力強く歩けるカラダとは知らなかった。

短期間での環境への順応力の高さ!

侮っていてすみません。

カラダは使いようで、いかようにも変わってくれるのね、、

大事にしなくちゃ。


出会いや会話に、

名前や、立場、仕事とかが必要ない時間ってのも貴重だな。

生の人間同士の付き合いって、それが一瞬であっても、キラキラ 自分の中に 光みたいに入ってくる心地よいものなんだ。


これから、

まだまだ歩くし

まだまだ踊るし、太鼓打ちたい


荷物は重くても、こんな一個だけで二週間を旅できちゃう。ほんとは、驚くほど身軽に、生きていけるんだよね。必要なんだ、って思い込んでるものの多いことよ、、


あと100kmのカミーノ


さて、明日はどんな日かな。

よく寝て、備えるぞー



2018年6月11日月曜日

スペイン旅行記10 緑と光の村

Camino De Santiago day8. 6/10

Linares →Samos 26.4km

7:00-15:00 lunch1hr walked7hrs

Stay: Albergue Val de Samos 10€



快適な高地ステイ。

夕食は、前日も同じ宿だったペリグリーナが、作りすぎたパスタを分けてくれてモリモリ食べた。






アルベルゲは、体格の良い欧米人が近くにいるときは、イビキを覚悟するけれど、今回は細身の韓国人おばさま達が盲点だった。眠りが浅くなる明け方が気になるんだけど、今日は、足の疲れも酷くなかったので、良しとする。


しかも、朝はNo Rain! No cold! 

高地ゆえ、霧がかかっていたけれど、湿った空気の中で、少しずつ光に照らされて、輪郭がはっきりしてくる緑たちは、格別に美しかった。



しかも、足がsuperstar になりつつあります!早いし、痛みが激減。重心低く、体幹ブレない歩き方へ変化中。

そして、荷物の持ち方が上手くなりました!

ただ、この8daysで お腹から腰回りの脂肪がなくなって、骨盤で支えていた荷物が 直に骨に当たるようになったので、腹巻きや服を重ねて対策。足も、まるでアスリートのように引き締まってきた。履いて来たブラックジーンズがぶかぶかだ。

背中の荷物がなければ、いくらでも踊れるし、太鼓も打てそうです。忍耐力と体力がついた。うんなかなか、こんな短期間で変わる事はないなぁ。


今日も、牛さん達に会いました。






昼ご飯は、menu del diaという定食。

選べる二種の料理(スープと鶏肉)とパン、スイーツ、に ワインか水がついて10€


朝は巨大な生搾りオレンジジュースだけだったので、腹ペコの昼。それでも、充分すぎる量。

(そういえば、オレンジジュース飲んでたらでかいワンちゃんが私の足に寄り添ってくれたなぁ。)









しかも、ワインか水!?

同列、笑


ワイン、頼んだら、ボトルが出てきた。

スイーツに セブレイロ産チーズ

にハニーの組み合わせにしたら、進む進む。


注)ちなみに、このチーズが、Camino で食べた中で、一番美味しいチーズだった!








基本、いま、血行がいいから、一杯で充分に酔うのだけど、せっかくボトルだし、二杯目。


さすがに、あと10km歩くと決めていたから、二杯目でストップ。多目の二杯目だったけど。



昼を食べたトリアカステーラから、今日行きたいSamosまでの道のり。


軽く酔った歩行でリラックス。


この道のりが、今まで数日で一番好きな風景でした。


まるで、魔女が出てきそうな。

緑のトンネルをぬけながら、川の流れる音や鳥達。光の差し込み方が、もう、めっちゃ、綺麗でさぁ。


こんな日に、この場所で、なんていい日なんだーって 泣きそうに感動した。ワインのせいかも知れないけど、とにかく、穏やかで静かで、幸せと豊かさを満たしたような場所だった。










Samosも、おとぎの国みたいな雰囲気。


誰もいない この場所に一人でいたら、別に妖精や魔女と会っても、


うん、こんな場所だし、ありかね。


と、ふつうに受け止めると思う。


逆に、会わなかったから、なんで出てこないの!?って、今、思ってる。


2018年6月10日日曜日

スペイン旅行記⑨やっとガリシア州!

Camino De Santiago day7 .6/9

Trabadelo →Linares 21.7km 

8:15-15:00 6.45hs lunch30mins

Stay: albergue Linar do Rei , Linares 10€


朝5時。まだ日が昇らず、暗い室内のアルベルゲだけど、ごそごそとペリグリーノ達の準備が始まる。でも、構わず寝るよ、私は!

私は、夜9時に就寝して、だいたい起きるのは7時。足がまだ立てない、と言うのです。

この一週間、ひたすら寝てますよ。いま、基本的に、食より眠り、が大事だから。

カミーノするまで、長距離歩行がこんなにカラダを疲れさせるなんて、知らなかったなぁ。














カミーノに慣れるのに、一週間はかかるよ!と色んな人がいう。

だから、そう、まだ魔の一週目!

それが過ぎたら、Your legs are superstars!だからね、って昨日のUSladyは言ってた。

はよ、そうなってくれー。早くsuperstar に会いたい。


そんな風に祈りながら、8時出発。


雨予報だったのに、全然降らない goooood day! 

Muchas gracias 、空の神様。


ただし、また、朝ごはんを買い忘れ、食べれず。


水だけを持って、進むカミーノ。


10時くらいになり、いよいよエネルギーが尽きるか、とフラフラな私の前に、可愛いpanadería パン屋さん!!でも、closedだったのよね。


ガッカリして、また道に戻ったら、自転車乗りのおじちゃん二人に声をかけられた。


“ビスケットいる?”


きゃー嬉しい、ありがとう!


“じゃ、これもあげるよ^ ^”


って、手作りのサンドイッチを半分もくれた。










めちゃくちゃお腹すいた顔してたんだろうなぁ。

カミーノを歩いてると、いつも以上に感情が隠せなくなってるみたいでして。だから、言葉はわからないけど、ボディランゲージの通じ率が半端なく上がっている。これじゃあ、スペイン語、上手くならんじゃんか、笑


お腹が満たされると、歩ける♪


川沿いの道は、空気が美味しい。

音も爽やか。

今日は、光合成もできる。


また、後ろから、サンドイッチくれた自転車乗りのおじちゃんがやってきて、今度は、果物くれた!

優しい!嬉しい!

川沿い歩きながら、ちょっと感動でウルウルしながら食べたよ。うまいーー








徐々に上り坂。

Trabadelo が標高600mなら、今日超えるのは標高1300m。


道は、どんどん山道へ。

気を抜けないのは、牛の糞だらけだから。


途中で、なんでこんな道なのかわかった、笑

写真の通り!










山道山道。


だけど、昨日より、足が動く。

左足親指の痛みも、気にならない位に軽くなってきた。

荷物も重いけど、大丈夫、運べる、って自信がついてきた。


重い、軽い、より、バランスが取れているかどうか、なのかもしれない。


お、もしかして、私のカラダ、superstarになってきたのかな?!


やっと、レオン州からガルシア州に抜けた。

緑がほんとに美しい。


標高1320mのセブレイロ峠を越えた先まで、余裕を持って歩ききった。21.7km いい感じ。








今日のCamino


密度の濃い一日。

いま、カラダ一つ信じて歩いてる。

誰にも頼れない道だけど、今日もcamino angelは私に恵みをくれた。

日本にいる時のように、仕事はしていないし、まだだれかのcimino angel にもなれていないけど、、今はこれでOK! 


このcamino中、私が 私に対して抱いていた 限界、先入観が なくなってきている気がする。

終える時、私は、どうなっているんだろうか。

ここ数年のうち、一番引き締まりつつあるカラダが、まだいけます、使えます、これからもどうぞ宜しく、って言ってるような気がするし、笑



毎日毎日、カラダの声を聴いて、ひたすら進み、休み、息を吸い、香り、食べ、眠る。

途中の道のりで、色んな言葉は、湧いてくる、けれど、その内、緑がココロを占領してくると、重要な言葉だけが、ささやかに手元に残る。


別にカミーノしなくても、日本にいたって気がつけた事があるに違いないけれど、でも、

今は、集中して、カラダとココロを研ぎ澄ますタイミング。決めた私、偉いぞ。

たぶん、ボーナスタイムなんやろうなぁ。