2018年5月27日日曜日

新しい夕やけ。宮古島より。



今日は、月に一度の宮古島 訪問診療の勤務で宮古島に滞在中。



梅雨入り宣言が出されたのに、雨の降らない カラ梅雨。
昨日も、今日も30度近く 気温が上がっていた。

昼は 友人達と話しながら、宮古島産の甘いスイカを堪能。



夕方は、思い立ち、池間大橋までクルマを飛ばした。
夕陽、まだ沈むの待っていてー!
久しぶりにみたい!って急いだ。



日の入りは19時を回って、少し涼やかな風が吹き、
太陽が少しずつ少しずつ 海面に近づくたびに、空の色も ささやかに、確実に変化していった。

振り向くと、満ちてきたお月さま。あと二日くらいで満月になるね。



大神島もはっきりと拝める。

ぐるっと回って、360度。
太陽も、月も、島も、風も、波やカモメがなく声も、 わたしの周りの全部全部、

大好きだーー!!!

って 全身が叫んだ。

大好きな瞬間を、静かに、
ワクワクと共に 過ごせる事が 
今日は 何より 愛しいと感じて
嬉しくて少し泣いた。


そろそろ 白状しよう。
実は、この2018/1月で、私は離婚をした。

ひどく傷ついて、ココロが死んでしまったように思った。

久しぶりに宮古島勤務を再開した2017/11月は、まさに、渦中にあって、何を見ても泣けた。
行く先も分からず、何をしたいのかわからなくなって、とにかく、流れる涙や、吹き上がる怒りをただ経験することに身を任せていた。
その世界は、まるで灰色で、希望の光が見えなかった。
やばいなー、私、かなり、危険。

でも、どん底かな、って場所にいて、自分の 手のひらを見てみたら、
私が生きている証拠や、生きてやりたい事は、消えずに目の前に あって、前よりも クッキリと 見えていた。
 
医師として ココロの事、カラダとココロの繋がりをシェアすること。
和太鼓やダンスを通して、私の生、を表現したときの 歓び。

周りから差し出されていた愛も、以前よりはるかに大きく見えた。
みんなと、一緒に、今  味わいたいことがいっぱいあるのよ!!って。
ここで、立ち止まってなんか、いられないよ!って。


泣いていた日々から 約半年。

私が、いま、目にして味わう世界は、刻々と変化する 極彩色の それ。

良い、悪い、じゃ分けられない世界。
グラデーションで、幅があって、マサカも、上り坂も下り坂も。
私、それを経験してみようかな、全部。
痛みから逃げずに、一緒にいることが出来たから、大丈夫な気がするのです。

まるで、別世界。私がまるで別人。

奇跡みたいに、復活してきたココロが、私を 新しい世界に 連れてきてくれたのかな。
ギフトなのかしら。

眩しくて、嬉しくて、

みんなに支えられて、私が 今を こんなに愛しく 過ごせることを、ココロから感謝しています。


今までより、
ちょっと毒舌で、
無理に笑顔を頑張らない。
でも、この先、私の歓びや、感謝を隠すことは  たぶんないと思う。


そして、何があるか分からない世界だから、
いま、一緒に過ごしたい人、出会えた人とは、
その感覚を信じて、
大好きな時間を 共有させてください。

ありがとう。

ありがとう。

↓  宮古島産のあまーーいスイカ。
子どもたちとワイワイ食べるのが、一番うまい。