2021年1月18日月曜日

付けていないみたい、、指輪型ヘルストラッカー『Oura ring(オーラリング)』を3ヶ月使ってみて。

 

こんなに便利な健康管理の方法に出会ったことがない。
今日は、私の生活バランスを整えるのに、欠かせないアイテムになった『Oura Ring(オーラリング)』について紹介したい。


きっかけは、研究の中で、自宅で簡単に測定できる自律神経系測定器を探し始めたことにある。試してみるために、apple watchやElite HRVもかって、自宅で試してみるも、なかなか一定の結果が得られず、、
その中で、研究には難しいとは思いつつ、気になったOura ringという指輪型のトラッカー。

専用の申し込みをして数日で、まずは、Ringのサイズを試すために仮のリングが数種類入ったキットが届き、自分に合う指輪のサイズが確定したら、再度専用のサイトで本申し込み。
そして1週間未満で到着。

Bluetoothで自分のiphoneと連結させて、無料の専用Appで記録開始。
充電も1回充電すると4-5日はもつ。防水OK。時計型のモニターは腕が重くて気になって数日しか付けられなかったのですが、、
これは、寝ているときに、本当にまったく何も気にならない~~すごい!!

睡眠の質は、熟睡、軽い睡眠、REM、覚醒と時間まで分かり、眠りの効率や、睡眠中の心拍、心拍変動などでしっかりと身体が回復したのかを判断できる。それは数字で出てくるのですが、自分のパーソナルなデータから善し悪しが分かるわけです。

基礎体温も正確に測定できる。その傾向で、いつからが高温期か、そして少しでも体温が下がってくれば、月経の開始日も予測ができる。。3ヶ月試したことで、その正確さは身をもって確認ずみ。

お酒を飲むと睡眠の質が落ちることも証明済みで、その翌日のモニターには、『休みをとるようにしましょう』という一言もついてくる。自分の体調を客観的に把握しながら生活できるという、とてつもない味方なのです。私は瞑想もするので、自分の体感でもどの位の体調かは把握してきましたが、その感覚と一緒であることで、より高い信頼を感じています。

また、付けているだけで、日中の運動についてもトラッキングしてくれて、毎日の歩数や運動量、消費カロリーも確認。

見返すことも簡単。何か日常でイベントがあったら、タグを付けておく、と、この心拍の変化は、これだな!とか、見える見える。自分の生理的変化を理解するのに、必要十分な情報が目に見えるという面白さを体感中です。

今のところ、自分の身体と心を大事に過ごす、を基本に生活するためのパーフェクトなリングといえそう。すごい発明じゃん!

使い始めはOura ringの専用Appは英語版しかなかったのが、いつのまにか日本語版もリリースされて、日本語での使用も可能になりました(たまーに日本語訳が変ですが、許容範囲)。

この数ヶ月は、睡眠の質がどうやったら高くなるのか、日中にいろいろ試しているので、寝るときも日中も付けていたくてたまらない、という中毒性もあって、ですね。。

会う人会う人に勧めちゃっています。

そんな3ヶ月のレビューでした。

気になっている方は、ぜひ!Oura ring体験を!

https://ouraring.com/

2021年1月7日木曜日

オンライン『おうちマインドフルネス』リターンズ 1月10日から4週連続緊急開催

 おうちマインドフルネスリターンズ【オンライン特別講座】

 また、ご案内することになるとは、、という状況です。

今日、緊急事態宣言の報道を見て、すぐに企画した講座です。

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産婦人科医としての経験とマインドフルネス心理学の探究をベースに、2017年の春から各地で開催している『心の出産準備クラス マインドフルバーシング』。

そして20205月に突然行った『おうちマインドフルネス』4週講座。より気軽に、この状況下でも何らかの心の助けになるように、と行いました。計40名を越える方が参加してくださいました。。それから数ヶ月。

今回、東京周辺への緊急事態宣言が再度発出されたことに伴い、もう一度 『おうちマインドフルネス』やることにしました。リターンズします!今回も4週連続集中講座です。

 

マインドフルネスは、例えば、心と身体を旅するような体験です。

最近、そうマインドフルネスを例えてお話を始めるようになりました。

緊急のことや予測不能なことが起きたとき、自分の身体の感覚や感情、心は、それによって波が出来ます。その波の大きさや深さ、強さは、人によって全く違います。

私たちは、普段楽しみや心地よいことは、喜んで受け入れられます。

でも、不快なこと、痛み、怖さを伴うことに対してはどうでしょうか?

マインドフルネスの世界では、それを、まずはあるがままに受け入れてみることを提案しています。

あるがまま!?ええ!どうにかしたいのに!と最初はびっくりされる方が多いです。

それも、私たちの旅の一部と捉えてみたらどうでしょうか。

そんな広い心の空間ができたら、どんな衝撃や波も、いろんな角度から観察し、眺めることができる可能性があるのです。

 

・・・その波はどんな波だろう、大きい波、小さい波、寒いかも、きれいかも。今日は飲まれてみようかな?乗れるかな?楽しめちゃうかな?・・・

 

そんな風に、好奇心をもって、その出来事を観察して、自分に新しい提案みよう、という感じです。

起こっていることに何もベールをかぶせることなく、理解します。そして、五感を通して感じ、その心、感情の動きも観察してみることを勧めます。

とても簡単なことを言っています!でも、簡単に見えて最初はちょっとタフな仕事です。

 

この道のりを支えるのが、マインドフルネス瞑想です。この瞑想を続けることで『観る』筋肉が鍛えられ、ストレスやネガティブなことが起こっても、それに対して巻き込まれることがなくなっていきます。

 

現在、どなたの環境も、更に変化や困難があると思います。

今だからこそ、マインドフルネス!

一緒にこころの中にある気づきの芽を育て、それぞれが花を咲かせていきます。

 

各講座は計2時間。

*初回参加の方のために、最初30分はマインドフルネスについての解説と呼吸法の実践を行います。

2回目以降は最初からでも、30分後からの参加でも可能です。

 

各回、自宅で可能な様々なマインドフルネス瞑想、体験の提案、体験のシェアをしていきます。講座がない日にも、自宅で行う色々なマインドフルネス瞑想を提案します。講座参加後、必要に応じて瞑想用のガイド音源もお渡しします。

 

【日時】現在、テーマは仮、です。状況によって、変更になることがあります。

第1回:1月10日(日)10時~12時 

テーマ『はじめてのマインドフルネス』

第2回:1月17日(日)10時~12時 *2回目以降の方は10時半~の参加でも可

   テーマ『旅をするように暮らす』

第3回:1月24日(日)10時~12時 

   テーマ『痛みとのダンス』

第4回:1月31日(日)10時~12時

   テーマ『自分に花束を贈ろう』

 

【場所】オンライン講座 ZOOM

【対象】マインドフルネスに興味のある方なら誰でも

*妊娠・出産に関わる方でなくても、本講座ではマインドフルネスに興味がある方なら誰でも歓迎です。

*本講座は治療を目的としたものではありません。

 

【参加費】ドネーション

*4回講座の後に詳細をお送りします。

*講座前後にアンケートにお答え頂くことがあります。

 

【申し込み先】https://forms.gle/rmN7Nkw8guY42aAT7

 

【もちもの】基本的にはありません。*講座の内容によって、指定することがあります。

【人数】今回は限定なし

【内容】毎回マインドフルバーシングの簡単な紹介  

各回テーマに合わせ、様々な瞑想の実践を一緒にしていきます。実践を通じて感じたこと、思うことのシェアから、マインドフルネスの在り方を深めます。

 

丹家 歩 tanke ayumi 産婦人科医 マインドフルバーシング講師

奈良県立医科大学出身。周産期センターを中心に修練。岐阜、長野、沖縄、宮古島、鎌倉勤務を経て、東京在住。女性達が妊娠出産を含めた人生の様々な変化の波の中で、いまを生きる歓びを体感していけるような支援を目指す。早稲田大学大学院にてマインドフルネス認知療法、出産子育てを迎える家族のためのマインドフルバーシング他、各種心理学、ボディワーク等、心身のバランスに関わる手法を学んでいる。現在、診療の傍ら、体と心の繋がりを読み解く講座、家族のための心の出産準備クラスを全国各地で開催中。特技は和太鼓、ダンス。

・ブログ『いのちのかけはし』 http://ryukyubear.blogspot.jp/?m=1  




2021年1月4日月曜日

私に大きな変化をもたらした旅camino de santiago、について。備忘録

 今日は、大学の中で特別に受講することが出来る英語の連続講座の最終日でした。

約10回にわたる講座(もちろんオンライン)では、たくさん話す機会があって、自分の意見を英語で話すことに対して、すこーしだけ、苦手意識が薄れた感じ。少しずつですが、上達しています。きっと。

最後の日の課題は、英語のプレゼンテーション。

何を話すか?という時になって、今、このみんなに一番話したいのは、Camino de Santiagoについてだな、とまとまり、2018年6月に毎日書いたブログを読み返した(その内容はこの日記から始まります https://ryukyubear.blogspot.com/2018/06/blog-post.html)。読み返しながら、ノートに書き取って、その中にどんな要素が含まれていたのかをまとめていきました(これ、質的研究の方法だな、と後から気付きました)

この講座の先生Mr. Kevinは明るくてフレンドリーで、日本人が間違えやすいポイントもしっかり逃さず、プレゼンテーションの基本を教えてくれました。

過去の自分が書いた日記を元に、アウトラインを作成。どんな事を話したかも、書き留めておこう。

*introduction ・・・

*contents 

 Three parts ① History of " Camino de santiago" 歴史

 SantiagoはSantiago de conpostelaという聖地を指す。そこにむかう無数の巡礼路。1000年以上も前から続く、巡礼路。毎年300,000人、100を越える国から巡礼にやってくる。たくさんの小さなホステルが道にあり、予約なしで泊まることが可能。ドネーションから約15€くらいと激安(ただし、男女混合二段ベッド、横にいびきが大きい方がいたら眠れない)。巡礼者は、クレデンシャルという巡礼手帳をもち、Scallopホタテ貝を目印として持って歩く。平均は800km。道には黄色い矢印が道を案内してくれる(それでも迷う時は何度もあった)。

  ② My experience on Camino 経験

なぜ、歩くことにしたか?それは5-6年前にみた『星の旅人達』という映画がキッカケだった。この映画をみた後、何か大きな変化が人生にきたら、行こう。私はここに行こうと思った。。そして2018年離婚した時、このタイミングが来たと分かった。仕事を辞め、出発。私はこのとき、まるで夢をすべて失ったような気がしていたし、道も迷っているように感じた。そしてとても孤独を感じていた。

そして、旅の始まり。

約14日館で330kmを歩いた(足の調子によって10kmから30km/日)。東京から名古屋間と同じ距離。一つのバックパックを担ぎ、時計なし、地図なし、wi-fiなしで(ほぼ宿泊の場所以外)。晴れの日も、曇りでも、たとえ冷たい雨の日でも、歩き続けた。本当に全部の経験を話すとしたら、2-3日かかるような気がする。。少しだけピックアップして紹介した。

ある夜、寒い夜に山の上にある宿に泊まった。夕食のあと、リビングルームにいくとすでにたくさんの巡礼者が集っていた。アメリカからやってきた女性が、ギターを片手に歌い出して、、ハレルヤ、ビートルズの曲たち、、みんなが知っている曲を歌った。共通のものがある素晴らしさ。あの日のハーモニーや温かさは忘れられない。私たちの心には境界はないんだ。

ある日は、同じペースの巡礼者と数時間歩いた。一緒だと、ぐんぐん歩ける。たとえ、スペイン語しか話せない人とだって、ドイツ語だって関係ない。もちろん最初は少し難しいけど、話したりボディランゲージでどんどん分かるようになった。言葉を越えて、もっと大事なのはお互いに知りたいという気持ちだ。

巡礼の中で、たくさんの人たちと会った。その誰もが、かけがえのない人だった。助けがたくさんあった。足の痛みと共にあるく私へ大量のバンドエイド(言葉の通じないドイツ人女性から)、朝食を食べずに歩いていた時にはナッツ、ドライフルーツ(通り過ぎただけの元気なおばさまから)、手作りのサンドイッチ(こちらも通り過ぎただけの自転車のお兄さんから)、、、そしてたくさんの『Buen Camino』(良い旅を!)という励ましの言葉。この言葉をきくと、力がわいてきて、歩き続けよう、と思った。暗闇の時期だったからこそ、こういう人のあたたかさは私のココロに、素直に入ってきて、まるでヒカリの様に、照らし、あたため、癒やしてくれたなぁ。そして、出会った方々をAngel of Caminoと私は呼んだ。

この経験によって、私は、ああ、私は孤独ではないんだな、と分かった。

  ③ How this experience changed my life 人生の変化

この経験は私にとって、土台となる体験。まさにTransformative experienceで、マインドフルネスのトレーニングそのものだったな、、と。この経験があったからこそ、あの暗闇を歩くような時期に、何が大事で、何がすでに手元にあるのか、何をもっていないのか、という今の私の現実を知った。一緒にあるく友、仲間が居てくれコミュニケーションをとることがとても好きなこと。巨大な好奇心、オープンさ、情熱。自分でいていいんだ、自分のペースで歩けばいいんだね、という強い実感。その学びは、【私自身でいること】をよりリラックスしていることにつながり、大きな自信になった。自分自身を多方面から理解する経験は、まさに巡礼そのもの。

とても困難もあり、そして幸せな瞬間もあった。でも、どれも、必要なことだったんだと思う。人生には、このCaminoのような目に見えるガイド(黄色い矢印)はないが、私は、自分の好奇心がきっと私を導いてくれると思っている。そしてそれに導かれ、私はまた学生になっている。

この旅は私の人生と、そして今の研究にとっても土台だ。

女性やその家族は、妊娠・出産・育児を通じ、大きな変化を経験する。これはある意味この巡礼にとても似ているのではないだろうか。だから、今の私のこの場所・立ち位置から、この変化を色んな方法で助けられるようになりたいな、と。研究や自身の体験を通じて。私も、この旅で出会ったような、Angel of Caminoのような、そっとヒカリを照らせるような存在になっていきたい。

*Big ending ・・・

このアウトラインを書いて、さらに自分の言いたいことをまとめて、それを表現できる英語をまなんで、日々、口ずさんで、書き直して、また読んで、、みたいなことを繰り返していくと、また、この経験から、今現在への自分へのメッセージも浮かび上がる。スルメみたいな経験。。

旅をしなくても、出来ること、たくさんあるな、と。

もし、この人生を、おおきく長い旅として捉えられたら?好奇心と共に、優しい提案を自分自身にしていくことができたらどうだろうか。きっとどの経験も、ギフトになる可能性を秘めている。その可能性はゼロじゃない。これを提案していきたいと思う。

このプレゼンテーションの最後は『Buen Camino on your way , Camino』で終えた。

また、私の道のりに Camino de santiagoがやってきてくれたら、いいなぁと思う。そんな希望も持ちつつ、引き続き、この目の前の道を歩きます。

まとめでした。