2018年4月13日金曜日

【講座レポ&感想コメント付き①】福島県の古川産婦人科さんで研修会を行いました!

先日は、マインドフルバーシングの体験会を 福島県郡山市にある 古川産婦人科さんで開催させていただきました。

初!福島上陸でした。

このご縁を創って下さったのは、昨年10月と今年2月にも院内研修会に伺った さいたま市の木野産婦人科さんでした。
その後、3月に山口県 光市の梅田病院の院内学会での招待講演。
そして、今回!

地元のお産を真摯に守り、さらに、勉強をして高めていきたいという、素晴らしい心意気のクリニックの先生はじめ、スタッフの方々に出会えることは、私にとっても、勉強になっています。

*今回行ったこと*
時間:約2時間
定員:40名 (半数は県内で他院勤務の助産師さんたち)
内容:パワーポイントでつくったスライドショーを用いてのマインドフルバーシング こころの出産準備クラスの説明(私の自己紹介から、マインドフルネスの簡単な説明、どうしてマインドフルバーシングをおすすめしたいのか、、etc)
説明の合間に、呼吸法、レーズンエクササイズ、氷を使った痛みのプラクティス
最後に質問タイム シェアリング

円座になって、みなさんの表情を見ながらお話ししました。

マインドフルバーシングは、”なんらか分娩法”という型ではないんです。
今までの、全ての分娩法や、日本各地のアラユルタイプのお産に関わる施設と連携できると思っています。
じゃあ、なんだろう、と言うと、マインドフルバーシングは
お産の考え方、捉え方をもっと自由にしていくための、ココロのトレーニング。
現在の身体とこころの状態や、家族の状態、お産の方法がどうであれ、医療の体制を含め、今、現在あるどんなお産も今の”自然なお産”でしょう、っていう提案。
排除したり、制限したり、誰かと比較するんでもなくて、
ありのままの 自分たちで、赤ちゃんを迎えませんか?というような。

文章にすると、難しそうに見えます。
アタマを使うからです!!
カラダをつかったら、分かってもらえると思います。
同じ状況を、どんな前条件、どんな姿勢、心持ちで体験するかで、
自分の感じ方がどんどん変わっていく。
なので、私の講座は、いつも体験型です。
身体は、頭で理解しているよりも、もっともーーーっと自由に、表現していけるし、感じ、楽しみ、自分たちの人生を味わえるような感覚が備わっているのです。

体験会に出ていただいた方々が感想をくださったので、シェアさせていただきます。
ご興味のある施設、団体の方、ぜひ、お声かけください。
出張講座の開催のご相談を受け付けています。
また、この夏からは、体験会の更に先、専門家向けにお産・子育ての臨床にマインドフルネスを活かしていく為の連続講座の開催を検討しています。

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ご感想&熊コメント 

☆感じ方は先入観で変わっていくことを実際に体験することが出来ました。ありのままを受け入れていくことがその人がその人らしく出来るということを知ることができました。これから妊婦さんのありのままを受け入れていけるようにしていければ、と思います。
→熊コメント)感じ方は人それぞれですね。その人の主体性を伸ばすのに、支援者はどんな声掛けや立ち位置が必要でしょうか。

☆呼吸ひとつ、体の感覚一つで本当に痛みの感じ方が変わることを実感できました。陣痛の感覚の強さについて「何分間隔くらいですか?」といつも尋ねてしまいますが、そうではなく、産婦さんのありのままの感じ方をとらえようとすることが必要だなと感じました。お母さんに伝える前に、まず、自分から経験してみたいと思います。
→コメント)頭を使うこと、考える事、よりも、もっと身体の感覚に没頭してもらえるようなアイデアの一つですね。

☆レーズンエクササイズや氷を手にのせた時に目を閉じて自分の中にあるものを感じる事で、より感覚が研ぎ澄まされた感じがして、先入観をなくして、あるものと向き合えた気がしました。分娩介助でも、対象への先入観を少しでも小さく出来るような関わりができたら、と思います。
→コメント)私たちの身体の中に、もっと感じられる場所が眠っています。先入観をなくして、いつも新しいものであるように、新しい視点で出会うようになると、世界はキラキラと、輝いて見えるかもしれません。

☆本日は勉強会の開催ありがとうございます。氷のエクササイズでは、実践することでどうすると痛みの閾値を下げる事ができるのかすごく分かりやすかったです。分娩の際、夫は何も出来ないと捉えがちだが、触る、話しかける、一緒に呼吸をするだけで、痛みが変わる。両親学級や分娩の時に、ちゃんと夫に指導、アドバイスしてより良い分娩、その人らしい分娩になるよう、たずさわりたいと考えました。
→コメント)そうです!夫も大活躍。自信をもって、一緒にいてほしいんです。でもたまに、夫がいない方がいい、って方もいます(^.^) それも、その家族のありのまま。痛みを感じている状況の中でもお互いの”心地よい”距離感や寄り添いをあらかじめ共有し理解しあえるといいですよね。

☆今日はありがとうございました。mindfulness☆気づき☆ ぐさっとドキドキと自分の心に感動と輝きを感じました。私のいる医大病院ではハイリスクが多いためか、医療行為も多く、お産中に絶叫で痛みを感じる方が多いな、と感じていました。”陣痛”と捉え、痛い、怖いと感じるお母さんが多いと思います。こんなマインドフルネスの考え方で妊娠貴過ごせることで、不安や恐怖よりも、楽しく、前向きにお産ができるので、と再認識しました。これからの妊産婦さんとの関わりや繋がりを大切にしたいと思います。
→コメント)マインドフルネスは痛みを消す魔法ではないですが、その痛みの周りをとりまく、先入観やストレス、恐怖、イメージ、を出来る限り小さくしていきたい。本当に実際の大きさになった”陣痛”さんとは、闘ったり我慢したり逃げたりするような敵ではなく、赤ちゃんを運んでくる大波小波として一緒にいることが出来る可能性もあります。
その可能性を広げていきたいですね。どの施設でも、声掛け一つ、で変わると信じています。

☆初めて参加しましたが、妊婦さんや、それ以外の日常でも気づきがあるんだな、と思いました。食事でも今まで、一つ一つの時間をかけ味わったことはないですが、これから少しずつ感じていきたいと思います。
→コメント)今の時間は、今しかない!というのは、当たり前なようで、実は難しい。いつも過去や未来のことでアタマがいっぱいで、身体の五感を通して今の美味しさや美しさを見逃してしまっていることが多いんです。最初の一口でも、身体の感覚を意識するだけで、毎食発見があると思います。最初は特別な場所や時間を作ってマインドフルネスを実践する必要はあるのかもしれませんが、コツをつかんで、いつもの日常の中で実践するようになっていきたいものです。

☆今日の講習を受けて、これからの妊婦さんへの関わり方が変わると思いました。自分のことにしても嫌な事があると、そこに気持ちが集中してしまいがちですが、五感で感じる事が大切であることを学びました。
→コメント)元々は、私が、アタマで考えて、コントロールしたくて、理想を掲げすぎたことで、ココロのバランスを崩したことがキッカケで、出会ったのが、このマインドフルネスでした。命の現場は、喜びと厳しさがあります。その場所に、居続ける為に、まずは、医療者が心の癖を理解して、よりリラックスして、その人らしさをひきだせるようになる助けになっていければいいなぁ、と思います。何をする、というよりも、医療者のその姿勢、在り方そのものが、自然と、目の前の妊産婦さんを優しく包み込む支援に繋がっていくのでしょう。

☆とても勉強になりました。妊婦さんだけでなく自分にも必要だと感じました。自分の感覚に気付くこと、大切であるが、普通の生活の中で心がけて気づいていくことが必要である。産後のお母さんにも取り入れられると楽しい育児に繋がっていくと感じました。ありがとうございました。
→コメント)ヒマラヤの聖地や修行場での瞑想や心のトレーニングは、それだけに集中できますから、きっと”感覚に気付く”のに適した場所です。さて、私達は、この日常がベースです。この場にいつつ、自分の心の状態、身体からのメッセージに気付くことが、どこかに修行にいくよりも最優先項目だと思います。自分自身をマスターしたい、自分というココロと身体を乗りこなして、行きたいものです。

☆楽しく、興味深くお話を聞かせていただきました。仕事、家庭でのストレスのたまりまくる毎日ですが、ちょっとした心の在り方で、どうにでも変えていくことが出来るのだと思いました。日ごろの生活で実践していきたいです。ありがとうございました。
→コメント)お産に関わる人は、誰かの人生に関わるのなら、自分自身の人生、特にプライベートに取り組む必要があると思います。自分がどんな家庭でそだち、どんな価値観で、どんな先入観で、考え方で発言しているのか。社会の中で、どんな位置にいるのか。
それを理解していくと、他の方の人生も、特に偏りなくとらえることができるようになるかもしれません。私も、マサカの多い、特殊な家庭育ちです。自分の家族やパートナーシップの問題を解決するため、だったり、理解を深めるために学んできましたが、それが今、役になっています。いつのまにか、です。

☆最近よく耳にするようになったマインドフルネスですが、いまいちどんなものなのか分かりませんでした。でも、今回の勉強会に参加することができ、少し理解できたような気がします。普段「こうしなければ」と考えがちですが、たまに「自分はどうしたいのか」と自分自身の問いかける時間を作ってみたいと思います。ありがとうございました。
→講演会を聴いた方が、どの辺りまで理解してほしい、という目標は特に設定していません。導入になれれば充分。だれかに言われて学ぶことよりも、「自分はこれを学びたい」と湧いてきた感覚に従って、自分が気持ちよく学べる環境にしていきたいですよね。
ある意味、KY 空気読まない。それは社会や常識に対してのKYであって、
一番、自分の感覚の気は読んでいく。個性派でいいじゃないっすか♪

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感想はまだまだ半数以上残っている!
それに対してのコメントが白熱してきて長いので、一旦、この投稿は終了して、
続きは、次の投稿へ~~