2017年11月8日水曜日

吉村医院の今① 両親学級での気付き。

一か月ぶりの投稿になりました。
私の中の変化と、状況の変化もあり、なかなか文がやってきませんでした。

やっとやっと。
社会的な変化といえば、勤務先のこと。

10月いっぱいで、鎌倉の勤務をお休みし、11月7日から、愛知県の岡崎にある吉村医院での応援勤務がはじまりました。
吉村医院は、自然分娩といえば吉村、みたいなくらい、有名な産院。

2011年に夫ぐまにより繋がれて、内科医をしていた私が一人、お産の見学にいき、そのお産をみて、雷にうたれたことで産婦人科医に転向した場所。
私の中の産科医が生まれた場所です。

縁はめぐり、さて2017年。
7月からは夫グマ、11月は私も。夫婦グマでお手伝いすることになったのは、現・院長である田中先生がお産をされるというタイミングでのことです。
新しい命が繋いでくれたご縁。吉村らしい。

毎月1.3火曜日の午後は、”両親学級”
感じたことを書き留めておこうと思います。

集まったのは、20名ほど。妊婦さんだけの参加もありますが、7-8組のご夫婦の姿もありました。
1階にある待合室にならぶ茶色の長椅子に、少し緊張した面持ちで集まっていました。
軽快なトークで始められた会。
”ここは、体験してもらいたいので、本を読むことはしません♪”
”ごろごろ、びくびく、ばくばくしない!とは、、、”
などの説明。
実際にその日の昼ごはんを見せながらの、食べ物の話、など。

各持場のスタッフも自己紹介。そして、参加している方たちも自己紹介。
年齢も様々ながら、なぜ、吉村に来たのか、、という話の時に
 ただ近いからです~、や、憧れの吉村に遠方から、、という意見もあり、なんて、お産は多様なんだろうか、自由なんだな~この混ざり具合いい!、と感じながら聞いていました。

2階にあがり、畳の病室や、分娩台、畳の分娩室にご案内。
病院の雰囲気を、はやめに感じてもらうのは、いいことです。
畳の分娩室では、スタッフの劇団四季バリの熱演で、笑いや驚きが渦巻くお産場面の再現もあり、、声をだしても、何をしてもいいんだよ~~我慢しなくていい場所なんです、ということを伝えている。(しかも、いいイメージを持っていてほしいから、”痛い、こわい”とは絶対に言わない。)

その後は、古家、という江戸時代のかやぶき屋根にいき、そこで妊婦さんや家族が、どう過ごしているのかを説明する時間へ。
実際に、壁をぬか袋でスクワットをしながら磨き上げることや、マキ割りを体験してもらう時間。みていて分かったのは、もちろん運動の効果もあるけれど、”精神統一”の意味の方が濃い気がした。
まっすぐに、今、この瞬間、身体に意識を集中させていくことで、思考がつくりだす、不安や恐怖や消えていく。肌でその空気を感じ、手で触れ、風がなで、糠や木や自然の香りにつつまれる。
身体とココロを育むための時間なんだな~と感じた。

最後は輪になって、感想を言っていく時間へ。
待合室でのぎこちなさや、もうどこにもなく、一人一人や、古家の中で窓からの太陽で柔らかく照らされて、更に柔らかい表情にみえた。
体験して、その空気感を一緒に感じてもらうことって、本当に大事。

家族のような、ふるさとのような場
愛する人の子ども、その命を、自分が、命をかけて生み出すんだ、という腹がきまるように。
スタッフは会の開催直前まで打ち合わせを重ね、その時に集まった人にぴったりの”気付き”に導けるようにとの、あたたかい配慮でいっぱいだった。

よく、お産というと母子だけにスポットライトが当たるけれど、本当は、父もとても大事な存在だ。
揺れ動く命の横に、どしっとした支えが、ただ、その場にいてくれるだけでバランスが整うんですよね。
さあ、この両親学級に参加した家族は、どんなお産を経験するかな。
妊娠中に起こる、あらゆることを、味わいつくし、
身体だけじゃなく、ココロの準備もして、赤ちゃんに会える日を楽しみに。
産院のスタッフも、その赤ちゃんと、新しい家族に出会えるのを、ココロから楽しみにしているのだ。

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