2014年9月20日土曜日

2014年8月 エジプトの旅 ⑤ルクソール編

ルクソールには、2泊していた。とまったのは、ルクソール神殿の目の前にある、ホテルネフェルティティ。場所は、観光に、ゆっくりするのに申し分ない。ツアーのアレンジや、空港への送迎もしてくれる。

午前中はデンデラ・ハトホル神殿にいきましたが、ルクソールに帰宅してすぐに立ち寄ったのは、有名なカルナック神殿。
ここは、2000年の歳月をかけて歴代のファラオによって建築されたアメン信仰の聖殿。古代エジプト最大の神殿複合体です。ルクソールは昔、テーベと呼ばれ、新王国時代(BC1570-1293)にさかえ、後半には、ツタンカーメン王も含んでいるよ。


ここにたどり着くまでに、100メートル以上炎天下を歩かねばなりませぬぞ。
そんなに簡単にいけません!しかも、ダンジョンみたいに、モノ売りさんたちに声をかけられまくる。
スフィンクス
 カルナック神殿の本殿と、実はルクソール神殿は、このスフィンクスに両側を守られた道で続いていたのだ。えらい規模。1km以上あると思うのに。

第1中庭の様子。

 アメン・ラー神殿の列柱室内部。巨大な柱の左右にオベト大祭の模様を描いている。
お祭り柱なのね♪
オリベスク!
 トトメス一世とハトシェプスト女王親子のオリベスク。権力!って感じですね。天空を狙って。

 ちょっと悲しい気分になるのですが。。

 1像1像、本当に大きい。
 古代の兵士を表している。
実は、古代人、これくらい大きかったのではないかしら。普通の人の規模じゃない。
あつすぎて、スカラベ像までたどり着けなかったのですが、相当満足しました。
ここは、日本でいったら、諏訪大社的なエネルギーでしたよ~。

 カルナック神殿をでるとすぐに、馬車のおっちゃんが現る。
交渉している間に、目の前のお土産もの屋の前で馬が大量に尿をして、ちょっと喧嘩になっていた。 そりゃ、こんなに量してほしくないよね。でも、すぐ乾きそう。

 ホテルに帰宅の道は、ナイル川の横。おっちゃんの片言の英語で、解説をなんとなくうけながら、たまに聞き流しながら。
こういう応答、うまくなった。
エジプト料理
 この旅、唯一のちゃんとした料理店での外食。
野菜のタジン、ゴマのタヒニ、パンと、奥にひよこ豆のスープ。
タジンはトマト風味で鉄なべで熱されて登場。これが美味しかった。
ゴマのタヒニは、ちょっと酸っぱく味付けされていて、パンにちょうどいい。
ひよこ豆のスープもあっさりと、日本人受けする味。やさしい。

夕陽
 ホテルの屋上はレストラン。空が天井。そっか、雨ふりませぬものね。
ナイル川に沈む夕日は、赤かった。

 徐々に暗がりに。ルクソール神殿と夕陽は、絵になる光景。
エジプト最後の夜、ありがとう。

 ルクソール神殿がライトアップされてきた。月もこんばんは、です。

 明けて、朝日!
同じ太陽なのに、違う表情。最後の朝だ。

スーク(市場)の上に、朝日。
また、エジプトの街に、喧噪がはじまる。

そして、私たちのエジプトの旅がおわった。

見てきた神殿は紀元前3000年以上のものもあれば、新しくとも2000年以上たったものばかりだった。
古代エジプト人、あなどるなかれ。
現代人でも困難なことを、何かに導かれてやりとげ、今まで保存され、多くの人にワクワクを与え続けている。
漠然と、、古代エジプト人は、宇宙人と協力していたな、と解釈。
ハトホル女神が怪しい、よね。

ベスに会えたのもうれしかったな。産科の神様も、堂々と神殿に保存されているなんて、いいよね。

エジプトにくらべ、日本は水に恵まれ、人々もおだやか。タクシーでぼったくられず、どのホテルも高性能。暮らしやすい場所にいさせてもらっている、と本当に感謝。

沖縄に帰ってきたら、体調もより好調。なんたって、エジプト40度近いなかで動いていたので、30度ちょっとの沖縄が涼しくかんじるもの♪夏もおりかえしですね。

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旅は、いつもの日常に違う視点をくれる。世界を広げてくれるもの。
だから、帰宅したのではなく、違う場所に進んだ気になる。とくに常識を覆すような体験・場所にいくほど、その感覚を強く感じる。
そう、みんな、旅の途中を生きている。